[Financial Express]ラホール、5月6日(AFP):パキスタンは火曜日、現在停止されているインダス川水資源条約に基づきパキスタンの管理下に置かれる3つの河川のうちの1つであるチェナブ川の流れを変えたとしてインドを非難した。
この大河はインドに源を発しているが、1960年に両核保有国が署名したインダス水資源条約に基づきパキスタンに割り当てられている。
インドは、4月22日にインド領カシミールで発生した襲撃事件(26人死亡)を受けて、この条約を停止した。イスラマバードは、自国の河川に手を加えることは「戦争行為」とみなされると警告した。
「チェナブ川で全く自然ではない変化を目撃した」とパンジャブ州のカジム・ピルザダ灌漑相はAFPに語った。
インドと国境を接し、パキスタンの人口2億4000万人のほぼ半数が住むパンジャブ州は同国の農業の中心地であり、「代替水路が少ない地域では最も大きな影響が感じられるだろう」とピルザダ氏は警告した。
「ある日は川の水量が通常通りだったのに、次の日には大幅に減少した」とピルザダ氏は付け加えた。
パキスタンの元気候変動大臣が率いるシンクタンク、ジンナー研究所によると、パキスタンが実効支配するカシミール地方では、インドから大量の水が4月26日に放出されたと報じられている。
「これは、私たちが水を利用できないようにするために行われている」とピルザダ氏は付け加えた。
インド高官はインディアン・エクスプレス紙に対し、パキスタン領パンジャブ州の上流に位置するインド統治下のカシミール州バグリハールダムの水門放水路のゲートを「短期的な懲罰的措置として水の流れを制限するために下げた」と語った。
インダス水資源条約は、インドが共有河川をダムや灌漑に利用することを許可しているが、水路を変更したり下流の水量を変えたりすることは禁止している。
インド当局はまだコメントしていないが、インド中央水委員会の元委員長クシュビンダー・ヴォラ氏はタイムズ・オブ・インディア紙に「条約は一時停止中なので、いかなるプロジェクトでも義務なしにフラッシングを実施できる」と語った。
専門家らは、長期的には放水を止めることはできず、インドは放水タイミングを規制することしかできないと述べた。
しかし、ジンナー研究所は「放水のタイミングが少しでも変わると、種まきの日程が狂い、作物の収穫量が減少する可能性がある」と警告した。
Bangladesh News/Financial Express 20250507
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/pakistan-accuses-india-of-diverting-chenab-river-flow-as-tensions-rise-1746557696/?date=07-05-2025
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