トランプ大統領が英国との貿易協定の可能性を示唆したことで金が下落

[Financial Express]ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米大統領が英国との貿易協定の可能性を示唆し、貿易摩擦が緩和し、安全資産としての貴金属の魅力が低下したことから、金価格は木曜日に下落し、前日の上昇に反した。

金現物は11時57分(GMT)時点で0.7%下落し、1オンスあたり3,342.22ドルとなった。米国金先物は1.3%下落し、3,347.90ドルとなった。

ウィズダムツリーの商品ストラテジスト、ニテシュ・シャー氏は「何らかの貿易協定が近づいていることが確認されれば、ドルがやや安定し、金価格の下落がいくらか和らぐ可能性がある」と述べた。

米国と英国は木曜日に一部品目の関税を引き下げる合意を発表すると予想されている。

トランプ大統領は「主要な貿易協定」について記者会見を開くとトゥルース・ソーシャルに投稿し、英国のキア・スターマー首相も同日中に米英貿易協議の最新情報を発表するとみられている。

今週末スイスで行われる米国と中国の貿易交渉も投資家を緊張させている。

一方、中国人民銀行は、最近増加した割当枠に基づき、金輸入の代金を賄うため商業銀行による外貨購入を承認したと、事情に詳しい2人の関係者が水曜日に明らかにした。

エクシニティ・グループの主任市場アナリスト、ハン・タン氏は「こうした措置は金需要を支え続け、スポット金価格を支えるだろう」と述べた。

一方、パキスタン軍は、インドが同国内の複数の標的を攻撃した翌日、同国の領空を侵犯したインドのドローン12機を撃墜したと発表した。

銀現物は0.2%下落して1オンス32.40ドル、プラチナは0.6%上昇して979.91ドル、パラジウムは0.2%下落して970.91ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250509
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-falls-as-trump-signals-potential-trade-deal-with-britain-1746718949/?date=09-05-2025