[Financial Express]金価格は金曜日に上昇し、ドル安と地政学的緊張の継続に支えられ、週足での上昇に向かっているが、注目は週末に予定されている米中貿易協議に依然として集中している。
金現物は11時34分(GMT)時点で0.6%上昇し、1オンスあたり3,325.20ドルとなった。今週はこれまでに2.5%上昇している。米国産金先物は0.8%上昇し、3,334.30ドルとなった。
ドル指数は0.3%下落し、他の通貨の保有者にとって金の魅力が高まった。
独立系アナリストのロス・ノーマン氏は「(金の)過剰な動きは、一方では経済の不確実性から買いが強く、一方では価格上昇を利益確定の機会と見る売りが強いことを示している」と述べた。
「市場は特に米中貿易協定の可能性に注目している。同様に、インド・パキスタン危機についても懸念されている。」
米国と中国の当局者は週末にスイスで会談する予定で、これは世界最大の二大経済大国間の有害な貿易戦争を緩和する第一歩となる可能性がある。
政治的、経済的に不確実な時期に安全な価値保存手段として利用される金は、中央銀行の購入、関税戦争への懸念、強い投資需要に支えられ、先月1オンス当たり3500.05ドルの史上最高値を記録した。
地政学的な面では、パキスタン軍が木曜夜から金曜早朝にかけてインド西部国境沿いでドローンやその他の兵器を使った複数の攻撃を開始したとインド軍が発表した。
また、同日遅くには米連邦準備制度理事会(FRB)当局者数名が講演を予定しており、経済や中央銀行の政策方針についてさらなる見解が示される可能性もある。
連邦準備制度理事会(FRB)のマイケル・バー理事は、金利を調整する前に、トランプ政権の関税が経済、特にインフレと失業にどのような影響を与えるかを忍耐強く評価する必要があると述べた。
一方、スポット銀は0.2%下落して1オンス当たり32.44ドル、プラチナは0.6%上昇して981.94ドル、パラジウムは0.4%上昇して980.15ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20250510
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-gains-as-dollar-slips-investors-await-us-china-trade-talks-1746809302/?date=10-05-2025
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