[Financial Express]ニューヨーク、5月10日(BBC):ドナルド・トランプ政権は、法廷で拘留に異議を申し立てる権利である人身保護令状の停止を「積極的に検討している」と、米国大統領の側近の一人が明らかにした。
ホワイトハウスのスティーブン・ミラー副首席補佐官は金曜日、米国憲法は「反乱や侵略」の際に法的自由を停止することを認めている、と記者団に語った。
彼の発言は、トランプ政権が不法移民対策として最近行った拘留や、反対意見を持つ留学生の排除に裁判官らが異議を唱えようとしているさなかになされた。
「裁判所が正しい判断を下すかどうかに大きく左右される」とミラー氏は述べた。トランプ政権による人身保護令状に基づく不法移民の強制送還をめぐる民事訴訟が数件係争中だ。
最近では、連邦判事が、イスラエルを批判する記事を書いたために6週間拘留されていたトルコ人大学生の釈放を命じた。
先週、別の判事は、パレスチナ人を擁護したために拘留されていたコロンビア大学の学生に対し、人身保護令状請求に基づく請願を受けて釈放を命じた。
しかし、他の判事はこうした争いにおいてトランプ政権の側に立ってきた。ミラー判事は、人身保護令状を「特権」と表現し、議会は既に司法裁判所から移民事件の管轄権を剥奪する法律を可決していると述べた。
法律専門家や批評家たちは、ミラー判事の米国法解釈の正確性に疑問を呈している。「人身保護令状を停止する権限は議会にある。スティーブン・ミラー判事や大統領ではない」と、民主党の弁護士マーク・エリアス氏はMSNBCに語った。
トランプ大統領の主要選挙公約の一つは、米国から数百万人の移民を強制送還することだったが、政権はホワイトハウスに戻ってから、強制送還を迅速化するためにさまざまな手段を講じてきた。
3月、連邦裁判所の命令により、フライトは予定通り実施されるにもかかわらず、トランプ政権は数世紀前の戦時法を根拠に200人以上のベネズエラ人を国外追放することを阻止された。
Bangladesh News/Financial Express 20250511
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/trump-admin-mulls-suspending-right-to-challenge-detention-1746892988/?date=11-05-2025
関連