金価格は3.0%下落

[Financial Express]ロイター通信によると、米国と中国が相互関税の削減で合意したと発表したことを受け、金価格は月曜日に3%下落し、1週間以上ぶりの安値となった。これによりドルが上昇し、安全資産とされる金属の魅力が損なわれた。

金現物は12時3分(GMT)時点で3.1%安の1オンス=3,223.57ドルと、5月1日以来の安値。米金先物は3.5%安の3,228.80ドル。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノヴォ氏は「90日間関税が引き下げられ、米中間の緊張が緩和したことで、金のような安全資産の需要が減少している」と述べた。

「短期的な物価変動は引き続き不安定な状況が続く可能性が高い。しかし、関税引き上げは依然として経済成長の重しとなっており、中央銀行は年内に利下げを迫られる可能性が高い。また、中央銀行は今回の価格下落をリスクヘッジに利用する可能性がある。」

一方、ドル指数は他の通貨に対して1%以上上昇し、他の通貨保有者にとって金の価格が上昇した。

ドル高に伴い、金価格は下落すると予想されている。地政学的リスクの低下は「安全資産としての需要を圧迫する可能性がある…金は短期的には1オンスあたり3,200ドルまで下落する可能性がある」と、リライアンス・セキュリティーズのシニア商品アナリスト、ジガー・トリベディ氏は述べた。

銀現物は1.2%下落して1オンス32.28ドル、プラチナは1.7%下落して978.5ドル、パラジウムは1.5%下落して961.17ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250513
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-prices-slide-30pc-1747072113/?date=13-05-2025