[Financial Express]ローマ、5月13日(ロイター/AFP): ドナルド・トランプ米大統領が13日、今週後半に予定されているウクライナとロシアの協議に参加すると申し出たことを受け、米国と欧州の外交官らは数時間にわたり電話会談を繰り広げ、ウクライナ戦争終結への道筋を探ろうとした。
トランプ大統領が木曜日にイスタンブールで行われた会談に参加すると突然申し出たのは、中断と再開を繰り返していた和平交渉プロセスに新たな展開をもたらし、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がトルコへ行き、そこでウラジーミル・プーチン大統領との会談を待つと述べた翌日のことだった。
国務省は月曜日、トランプ大統領の発表後、マルコ・ルビオ国務長官が英国とフランスの外相やEUの外交政策責任者を含む欧州各国の関係者らとウクライナの「停戦に向けた今後の道筋」について協議したと発表した。
発表によると、電話会議にはウクライナのアンドリー・シビハ外相とドイツ、ポーランドの外相も参加した。
ロシア外務省によると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は月曜日遅くにトルコのハカン・フィダン外相と会談し、モスクワとキエフの直接会談について話し合った。この会談は週末にプーチン大統領から提案されたもの。
2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、戦争の初期段階から両国の間で初めてとなる直接会談に誰が参加するためにモスクワからイスタンブールへ向かうのかは依然として不明である。
ゼレンスキー大統領がイスタンブールでプーチン大統領と会談することを申し出たが、クレムリンからの反応はなく、モスクワはトランプ大統領の会談参加の申し出についてはまだコメントしていない。
互いを軽蔑していることを隠さないゼレンスキー氏とプーチン氏が木曜日に会談すれば、2019年12月以来初の対面会談となる。
「木曜日のトルコ情勢を過小評価してはいけない」とトランプ大統領は月曜日、ホワイトハウスで記者団に語った。
トランプ大統領の現在の予定では、今週はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールを訪問する予定だ。
一方、ウクライナは火曜日、ロシアのプーチン大統領が木曜日にトルコで行われるウォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談を欠席すれば、モスクワが侵攻を中止する意思がないことを示す明確な兆候となるだろうと述べた。
「もしウラジーミル・プーチン大統領がトルコへの来訪を拒否すれば、それはロシアがこの戦争を終わらせるつもりはなく、いかなる交渉にも意欲も準備もないという最終的なシグナルとなるだろう」とゼレンスキー大統領の首席補佐官アンドリー・イェルマーク氏はウクライナ大統領府が発表した声明で述べた。
クレムリンはコメントしていない
ゼレンスキー大統領、プーチン大統領との会談を呼びかける
クレムリンは火曜日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が木曜日にイスタンブールで行われる和平交渉にウラジーミル・プーチン大統領を出席させるよう呼びかけたことについて質問され、コメントを拒否した。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に対し、「ロシア側は木曜に予定されている会談に向けて準備を進めている。現時点で言えるのはこれだけだ。これ以上コメントするつもりはない」と述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250514
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/trump-offers-to-join-russia-ukraine-talks-1747158891/?date=14-05-2025
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