[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は金曜日に2%以上下落し、米中貿易協定によるリスク選好度の高まりが市場の重しとなり、11月以来最悪の週となる見込みだ。
スポット金は、米国東部時間10時7分(グリニッジ標準時14時07分)時点で1.7%下落し、1オンスあたり3,185.87ドルとなった。今週に入ってからは4.2%下落している。先月は、関税をめぐる緊張の高まりを受け、史上最高値の3,500.05ドルに達した。
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米国の金先物は1.2%下落して3,188.70ドルとなった。
「米中貿易戦争の緩和により、市場全体でリスク選好が再燃した。この変化が先物トレーダー、特に金市場の利益確定の動きを促し、1週間にわたる売りの波を引き起こした」と、キトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ワイコフ氏は述べた。
ワシントンと北京は今週初め、報復的な貿易戦争の終結に向けた詳細を詰めるため、90日間の一時停止を発表した。その後、米国は中国からの小口貨物に対する「最小限の」関税を大幅に削減すると発表した。
その結果、ウォール街の主要3指数は、長い不確実性の期間を経て、今週の上昇分を上回り、金曜日は上昇して始まった。
金は経済・地政学的な混乱に対するヘッジとして考えられており、低金利環境でも好調な動きを示す傾向があります。
一方、米国では最近のインフレ鈍化データと予想より弱い経済データが相まって、連邦準備制度理事会が今年さらに利下げを行うとの見方が強まった。
市場は米連邦準備銀行が9月から2回の利下げを実施すると予想している。
スポット銀は1.3%下落して1オンスあたり32.27ドルとなり、週間では1%以上下落した。
「金が再び強気相場に戻れば、銀の価格もさらに上昇する可能性があると私は思う」とワイコフ氏は語った。
一方、プラチナは0.6%下落して983.56ドル、パラジウムは0.3%下落して965.46ドルとなった。両金属とも週間ベースで下落に転じた。
Bangladesh News/Financial Express 20250517
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/cooling-trade-tensions-set-gold-on-track-for-worst-week-since-november-1747413836/?date=17-05-2025
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