[Financial Express]政府高官らは、これまでの成長中心の予算編成から方向転換し、国民の生活水準と福祉の向上に重点を置いた予算編成を行うよう財務当局に指示したと関係者らが明らかにした。
この助言は、財務部門の職員らが土曜日、次期予算案を主席顧問のムハマド・ユヌス博士に提示し、意見を求めた際に出された。
会議に出席した政府高官はフィナンシャル・エクスプレスに対し、暫定政権のトップは「予算配分案に大きな計算上の変更を加えるよう求めなかった」と語った。
むしろ、不必要な支出に資金を割り当てるのではなく、「現実的」かつ「実行可能な」予算を準備するよう求めた。
同当局者によれば、首席顧問は、若者の雇用創出と女性の権利の確保に向けた対策を講じることを特に重視した。
また、国民が長きにわたり商品価格の高騰に苦しんでいることから、インフレ圧力を緩和するための措置を講じるよう求めた。
関係筋によると、首席顧問は当局者らに対し、国内の投資環境の改善も求めた。
同当局者はまた、次期予算では保健・教育分野に力を入れるべきだと主張したと述べた。
政府は来年度に向けて、現在の支出7兆9,700億タカより若干少ない7兆9,000億タカの緊縮予算を編成することを決定した。
関係者によると、政府が財政動向を勘案し、前回より規模の小さい予算を編成するのは同国史上初めてだという。
来年度は約5兆1800億タカの歳入が目標とされており、一方、年間開発計画(年次開発計画)の支出は2兆3000億タカに設定されている。
来年度国内総生産(GDP)成長率は5.5%と目標が設定されている一方、予算当局はインフレ率を6.5%に引き下げる目標を設定した。
また、政府は予算赤字を3.62%(2兆2,600億タカ)に抑えることを決定し、来年度は現行価格でのGDP規模が62兆5,000億タカと推定されている。
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Bangladesh News/Financial Express 20250519
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/ca-advises-preparing-realistic-budget-1747594731/?date=19-05-2025
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