スーダン軍司令官、元国連職員を新首相に任命

[Financial Express]ハルツーム、5月19日(AFP):スーダンの陸軍司令官で事実上の指導者であるアブデル・ファッターフ・アル・ブルハン氏は月曜日、残酷な戦争が始まって2年以上が経った後、元国連職員のカミル・イドリス氏を同国の新首相に任命した。

イドリス氏はキャリア外交官であり、過去には大統領候補でもあり、国連の世界知的所有権機関の事務局長を務めたほか、スーダンの国連常駐代表部でも勤務した経験がある。

「主権評議会議長は、カミル・エル・タイエブ・イドリス・アブデルハフィズ氏を首相に任命する憲法布告を発した」とスーダンの与党である暫定主権評議会は声明で述べた。

2010年、イドリス氏は大統領選挙でイスラム主義軍事政権の長期指導者オマル・アル・バシル氏に挑戦した。

2023年4月以来、スーダンでの戦争はブルハン氏の軍隊と、元副大統領のモハメド・ハムダン・ダグロ氏が指揮する準軍事組織の緊急支援部隊との対立を引き起こしている。

この紛争により数万人が死亡し、1,300万人が避難を余儀なくされ、国連が世界最悪の人道危機と呼ぶ事態が生じた。

イドリス氏は、4月末にブルハン氏によって任命され、3週間未満首相代行を務めたベテラン外交官ダファラ・アル・ハジ・アリ氏の後任となる。

ブルハン氏は以前、「スーダンを反政府勢力から解放するという我々の軍事目標の残りを完遂する」ためにテクノクラートによる戦時政府を樹立すると述べていた。


Bangladesh News/Financial Express 20250520
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