[Financial Express]ロンドン、5月20日(ロイター):米国とイランの交渉およびロシアとウクライナの和平交渉をめぐる不透明感から原油価格は火曜日に安定。一方、新たな政府データは最大の原油輸入国である中国経済について慎重な見通しを示した。
ブレント原油先物は、12時22分(GMT)時点で25セント(約0.4%)下落し、1バレル65.28ドルとなった。
火曜日に満期を迎える6月限の米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油先物は20セント(0.3%)安の1バレル64.6ドル、一方、より活発な7月限は19セント(約0.3%)安の1バレル61.95ドルとなった。
イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は、米国との核協議が合意に至るかどうか疑問を呈したと、テヘランで第5回協議開催の提案が検討されているとメフル通信が報じた。
ストーンXのアナリスト、アレックス・ホーデス氏は、両国間の合意により制裁が緩和されればイランは原油輸出を日量30万バレルから40万バレル増やすことが可能になると述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は、モスクワに圧力をかけるために欧州に新たな制裁を課す用意はないとして価格に上限を設定したが、一方でウラジーミル・プーチン大統領とウクライナは直ちに停戦交渉を開始するだろう。
「しかしながら、ロシア・ウクライナ戦争の即時解決は見込みにくい。ロシア産原油の市場流入増加につながる可能性はあるものの、ロシアは依然としてOPECへの義務を負っているため、時期尚早で不確実だ」と、チーフコモディティアナリストのビャルネ・シールドロップ氏は述べた。世界最大の原油輸入国である中国の工業生産と小売売上高の伸びが鈍化していることを示すデータが原油価格への圧力をさらに強めており、アナリストは燃料需要の減速を予想している。
しかし、この分析は米中間の関税の90日間の一時停止を反映しておらず、ゴールドマン・サックスは月曜遅くに中国との貿易フローが回復したと指摘した。
Bangladesh News/Financial Express 20250521
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-steadies-as-market-assesses-us-iran-talks-demand-signals-1747761707/?date=21-05-2025
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