交渉ではガザでの70日間の停戦が提案されている

交渉ではガザでの70日間の停戦が提案されている
[Financial Express]ガザ、5月26日(AFP): イスラエルとガザ地区ハマスの停戦確保に向けた交渉に詳しいパレスチナの情報筋は26日、新たな提案には人質10人の解放、70日間の停戦、イスラエル軍の一部撤退が含まれていると語った。

新たな合意案の概要は、イスラエルがパレスチナ自治区での攻勢を強める中で発表された。これは、3月中旬に2か月に及ぶ停戦が崩壊して以来、進展に至っていないこれまでの協議の続きとなる。

「米国のスティーブ・ウィトコフ特使の方針と構想を発展させたものとみられる新たな提案には、70日間の停戦と引き換えにハマスに拘束されているイスラエル人人質10人の解放、ガザ地区からの部分的撤退、そしてパレスチナ人囚人数名の釈放が含まれている」と交渉に近い筋がAFPに語った。

情報筋は、仲介者が「ここ数日」この提案を提示したと付け加えたが、戦争中ずっと停戦交渉に関わってきた米国、エジプト、カタールのいずれからの提案かは明らかにしなかった。

この提案には、「合意実施の最初の週に生存しているイスラエル人人質5人を解放し、停戦期間の終了前に他の5人を解放する」ことが含まれる。

救助隊員らによると、月曜日のガザ地区でのイスラエル軍の壊滅的な攻撃で少なくとも52人が死亡、そのうち33人は避難所となった学校の住人だった。

民間防衛機関は、ガザ市の学校での犠牲者の多くは子供たちだと述べた一方、イスラエル軍は、この場所に「主要なテロリスト」が住んでいると述べた。

イスラエルはハマス壊滅に向けて新たな攻勢を強めており、深刻な食糧・医薬品不足を引き起こした約3か月に及ぶ封鎖の後、援助が少しずつ流入する中、国際的な非難を浴びている。

スペインで会合を開いた世界の首脳らは「非人道的」かつ「無意味な」戦争の終結を求めたが、援助団体はわずかな援助では飢餓と健康危機を食い止めるのに全く不十分だと述べた。

ガザ市では、民間防衛庁報道官マフムード・バッサル氏が、避難民が避難していたファフミ・アルジャルジャウィ学校へのイスラエル軍の早朝の攻撃で「少なくとも33人が死亡、負傷者数十人。大半は子供で、女性も数人含まれている」と述べた。

スペイン、イスラエルに圧力をかけるため欧州・アラブ諸国を招致

ガザについて

欧州とアラブ諸国が日曜日にイスラエルの攻撃停止を求めてマドリードに集まる中、スペイン外相は、国際社会はガザでの戦争を止めるためにイスラエルに対する制裁を検討すべきだと述べた。

イスラエルがガザ地区のハマス支配者に対する軍事作戦を拡大したことを受け、長年の同盟国の一部は、国際社会からの圧力の高まりに声を上げている。ハマスは2023年にイスラエルを攻撃し、壊滅的な戦争を引き起こした。

2か月に及ぶ援助封鎖により、パレスチナ自治区における食糧、水、燃料、医薬品の不足が悪化し、飢餓の懸念が高まっている。

援助団体は、イスラエルが最近輸入を許可した少量の物資は必要量にはるかに及ばないと述べている。

マドリードでの会談は、イスラエルによるガザ地区での「非人道的」かつ「無意味な」戦争を止めることが目的だと、スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相は会談開始前に記者団に語った。


Bangladesh News/Financial Express 20250527
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/negotiations-propose-70-day-gaza-truce-1748285238/?date=27-05-2025