[Financial Express]ロイター通信によると、米国のドナルド・トランプ大統領が対欧州連合関税の延期を決定したことを受けてリスク感情が改善したため、金価格は火曜日に2営業日連続で下落した。
金現物は、先週5%近く上昇した後、米国東部時間9時1分(グリニッジ標準時13時1分)時点で1.4%下落し、1オンスあたり3,296.79ドルとなった。米国金先物は2.1%下落し、3,296.10ドルとなった。TDセキュリティーズの商品戦略責任者、バート・メレク氏は、「関税をめぐる状況の変化が続いているため、金価格は大きく変動している。現在、市場は合意が成立する可能性があると認識しており、それが金価格に圧力をかけている可能性がある」と述べた。
トランプ大統領が来月、欧州連合(EU)からの輸入品に50%の関税を課すという脅しを撤回したことを受け、EUは週末に行われたトランプ大統領とEUのフォンデアライエン事務総長との電話会談が貿易交渉に「新たな弾み」を与えたと発表した。
米ドルは上昇し、株価指数先物は急騰した。ドル高とリスクセンチメントの高まりは、経済や地政学的な不確実性が高まる時期に好まれるドル建て資産である金にとって重荷となった。
ミネアポリス連邦準備銀行のニール・カシュカリ総裁は、関税引き上げがインフレにどう影響するかがより明確になるまで金利を据え置くよう求めた。
FRBの最新の政策会合の議事録は水曜日に発表される予定です。今週発表予定の主要米国経済指標には、第1四半期GDP速報値、週間失業保険申請件数、コアPCE価格指数などがあります。
「金に対する当社の長期的な強気見通しは変わっていない。FRBが(金利)を引き下げると市場が信じるようになれば、金は上昇し始めるだろう」とメレック氏は付け加えた。
ゼロ利回りの金塊は、低金利環境では好調に推移する傾向があります。
一方、スポット銀は1.2%下落して1オンスあたり32.96ドル、プラチナは0.2%下落して1,082.63ドル、パラジウムは0.3%下落して984.50ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20250528
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/trumps-tariff-reprieve-pushes-gold-down-1748363612/?date=28-05-2025
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