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供給リスクで原油価格が1.0%上昇

[Financial Express]ロンドン、5月28日(ロイター):米国がシェブロンのベネズエラ産原油輸出を禁止し、カナダの生産停止も発表した一方、市場では石油輸出国機構(OPEC)による増産見通しが高まったことから、原油価格は28日、1%以上上昇した。

ブレント原油先物は1300GMT時点で93セント(1.5%)上昇し1バレル65.02ドルとなった。一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は1ドル(1.6%)上昇し1バレル61.89ドルとなった。

ロイター通信は火曜日、関係筋の話として、トランプ政権が米石油大手シェブロンに対し、ベネズエラ国内の資産は維持できるものの、原油輸出や事業拡大はできないとする新たな認可を与えたと報じた。

水曜日の午後には、石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国による全体会議が予定されている。

しかし、関係筋によると、7月の生産量増加は、グループのメンバー8人が土曜日に協議し決定される可能性があるという。

夏のドライブシーズンに向けた今後の需要は大きく、非OPEC加盟国の原油生産量が今年前半は横ばいであることに加え、カナダの山火事による供給減のリスクもあり、OPECからの原油需要は強まっていると、リスタッド・エナジーの石油商品市場分析担当副社長ジャニブ・シャー氏は述べた。

ゴールドマン・サックスのアナリストらは、今年後半に市場参入する新規プロジェクトの生産を7月に引き上げた後、8カ国グループが生産を安定させ、経済成長と石油備蓄の蓄積を鈍化させると見ている。


Bangladesh News/Financial Express 20250529
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-rise-10pc-on-supply-risks-1748452872/?date=29-05-2025