[Financial Express]ロイター通信は、ドナルド・トランプ米大統領がEUからの輸入品と海外製のイプホネへの関税を警告したことや長期国債の利回りが急上昇したことを受けてリスク回避の傾向が強まり、世界の株式ファンドから5月28日まで2週連続で資金流出が続いたと報じている。
LSEGリッパーのデータによれば、投資家は今週、世界の株式ファンドから純額75億2000万ドルを引き揚げた。前週は純額94億8000万ドルを売却していた。
トランプ大統領は先週金曜日、突然の行動で、6月1日からEUからの輸入品に50%の関税を課すと警告したが、その後、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長との週末の電話会議の後、この措置を7月9日まで延期した。
特に、アジアの株式ファンドは週中に大きな売り圧力にさらされ、約60億ドルの資金流出となり、これは2018年8月以来の1週間で最大の額となった。
投資家は米国株式ファンドを54億6000万ドル売却したが、欧州株式ファンドを36億4000万ドル購入し、7週連続で純購入となった。
世界の債券ファンドは今週、152億7000万ドルの純流入を記録し、6週連続で増加した。米国債券ファンドは69億8000万ドルの流入減となった一方、欧州債券ファンドとアジア債券ファンドはそれぞれ62億3000万ドルと12億7000万ドルの流入増となった。
国債ファンドと高利回り債券ファンドにもそれぞれ19億ドルと15億1000万ドルの流入が記録された。
一方、投資家はマネー・マーケット・ファンドから365億2000万ドルを引き揚げ、前週の流入額187億1000万ドルを逆転させた。
金および貴金属商品ファンドには13億ドルの流入があり、5週間続いた流出が止まった。
追跡されている29,627の新興市場ファンドのうち、株式の流出額は前週の14億ドルから1億8,300万ドルに減速した一方、債券ファンドは8億8,500万ドルの流入となり、5週連続で流入を記録した。
Bangladesh News/Financial Express 20250531
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-funds-see-second-weekly-outflow-1748624287/?date=31-05-2025
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