ACC、採用不正を理由にナガド本部を捜索

ACC、採用不正を理由にナガド本部を捜索
[The Daily Star]汚職防止委員会は昨日、不正採用と偽札や伝票による15億タカの横領疑惑の捜査の一環として、ナガドのダッカ本部を家宅捜索した。

採用疑惑の中心となっているのは、郵政・通信・ICT省の主席顧問特別補佐官ファイズ・アフマド・タイエブ氏の個人秘書を務めるアティック・モルシェド氏の妻、ジャキア・スルタナ・ジュイ氏の任命である。

「アティック・モルシェド氏の妻をナガド氏に任命したことに不正があったという予備的な証拠を発見した」とACCのモハメド・イクラム・ホッセン副局長は捜索後に記者団に語った。

横領疑惑については「両疑惑に関わる記録や書類を収集しており、これから検討を始める」と述べた。

ACCは同日遅くに発表した声明の中で、2件の苦情に関連してモバイル金融サービスプロバイダーの本社で強制執行を実施したと述べた。

「捜査中、ACCチームは採用プロセスにおける不正行為の初期証拠を発見した。これらの調査結果に基づき、委員会はファイズ・アフマド・タイエブの個人秘書であるアティック・モルシェド氏と、モルシェド氏の妻ジャキア・スルタナ・ジュイ氏を尋問する可能性がある」と声明には記されている。

資金の不正流用疑惑については、委員会はナガド氏に対し、関連するすべての文書と記録の提出を正式に要請した。「調査チームは文書を受領し、検討した後、委員会に詳細な報告書を提出する」と付け加えた。

この捜査は、モルシェド氏が金融サービス提供会社に関わる汚職容疑に関与していたとする最近のメディア報道を受けて行われた。

モルシェド氏には何度かコメントを求めたが、連絡が取れなかった。

一方、匿名で話した複数のACC関係者によると、彼と妻のジャキアは本日午前10時にACCから召喚されたという。

夫婦には正式な召喚状は出されず、代わりにACCから携帯電話で連絡があったと彼らは付け加えた。

ナガド氏がACCの調査を受けるのは今回が初めてではない。2月にはACCの調査チームが同社本社を家宅捜索し、汚職と230億タカの資金洗浄の予備的な証拠を発見したと主張した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250602
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/crime-justice/news/acc-raids-nagad-hq-over-hiring-irregularities-3908846