[Financial Express]パリ、6月14日(AP通信):中東の緊張が高まる中、来週予定されていたイスラエルとパレスチナの二国家解決に関する国連トップレベルの会議が延期されたと、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が金曜日に発表した。
フランスとサウジアラビアは、6月17日から20日にニューヨークで開催される国連総会主催の会議の共同議長を務める予定で、マクロン大統領も出席予定の首脳の一人だった。パレスチナ自治政府は、この会議が長らく中断されていた和平プロセスを再開させることを期待していた。
マクロン大統領は、延期されたにもかかわらず、いずれ「パレスチナ国家を承認する決意」を表明した。フランスは、イスラエルとその自衛権の承認と並行して、パレスチナ国家の承認に向けたより広範な動きを推進してきた。
イスラエルが金曜日にイランを攻撃した後、マクロン大統領は、中東周辺に展開するフランス軍はイスラエルを含む同地域のパートナー国を守る用意はできているが、イランへのいかなる攻撃にも参加しないと述べた。
マクロン大統領は記者団に対し、二国間会議はロジスティクスと安全上の理由、そして一部のパレスチナ代表が出席できなかったため延期されたと述べた。大統領は会議は「できるだけ早く」開催されると強調し、新たな日程についてサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と協議中だと述べた。
フランスとサウジアラビアの国連大使は、国連加盟国193カ国に宛てた書簡で、延期の理由は「中東の現状により、地域の指導者らがニューヨークでの会議に出席できないため」だと述べた。
フランスのジェローム・ボナフォント氏とサウジアラビアのアブドゥルアジズ・アルワシル氏は、会議は6月17日に国連総会ホールで開会されるが、その目的は会議の中断を提案し、承認することだけだと述べた。両氏は全ての国に対し、開会式への出席を呼びかけている。
両大使は「我々はできるだけ早く会議を再開する決意だ」と述べた。
マクロン氏は、会議の目的は「イスラエルの存在と安全を認める非武装のパレスチナ国家の樹立だ」と述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250615
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/un-conference-on-palestinian-state-postponed-1749914833/?date=15-06-2025
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