[Financial Express]ワシントン、6月14日(AP通信):ドナルド・トランプ大統領は14日、イスラエルがイランへの爆撃を続けると宣言する中、イランに対し核計画の縮小で早急に合意するよう求めた。
トランプ大統領は、中東の不安定な状況を、イラン指導部にとって「何も残らないうちに」さらなる破壊を回避し、「かつてイラン帝国として知られていたものを救う」ための「二度目のチャンス」になる可能性があると位置づけた。
共和党の大統領は、イスラエルの壊滅的な攻撃後の困難な今後の道筋について協議するため、シチュエーションルームで国家安全保障チームと会談し、イランに圧力をかけた。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランの核計画を阻止するために「必要なだけ何日でも」攻撃を続けると誓った。
ホワイトハウスは攻撃への関与はないとしているが、トランプ大統領は、イスラエルが米国から提供された豊富な兵器を使って、イランのナタンツにある主要な核濃縮施設と弾道ミサイル計画、さらに核科学者や高官を標的にしたことを強調した。
トランプ大統領は自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」で、イランの指導者らに対し「米国は世界で最も優れ、最も強力な軍事装備を製造しており、イスラエルはそれを大量に保有し、今後もさらに増えるだろう。そして彼らはその使い方も知っている。事態は彼らが知っていること、予想していること、聞かされていることよりはるかに悪いだろう」と警告したと述べた。
イスラエルが金曜日早朝にイランへの攻撃を開始するわずか数時間前まで、トランプ大統領は、長らくくすぶっていたこの紛争が軍事行動なしに解決できるという、かすかな希望の糸にしがみついていた。今、彼は米国を外国の紛争から切り離すという選挙公約を果たせるかどうか、改めて試されることになるだろう。
イスラエルの攻撃を受けて、米国はイランによる報復攻撃の可能性に備え、艦船を含む軍事資源を中東にシフトさせていると、機密事項を議論するため匿名を条件に語った米国当局者2人が明らかにした。
海軍は駆逐艦トーマス・ハドナーに東地中海に向けて航行を開始するよう指示し、2隻目の駆逐艦にも前進を開始するよう指示した。ホワイトハウスからの要請があれば対応できるようになっている。
イスラエルがここ数週間、攻撃計画を強化する中、イランはイスラエルによる攻撃があった場合、米国が責任を負うことになると示唆していた。この警告は、イランのアッバス・アラグチ外相が、急速に進展するテヘランの核開発計画についてトランプ大統領のスティーブ・ウィトコフ特使と協議を行っている最中に発せられた。
金曜日の攻撃は、トランプ大統領がイラン外相との次回協議のため、日曜日にウィトコフ氏をオマーンに派遣する計画を立てていた矢先に行われた。
ウィトコフ外相は依然、今週末、テヘランの核計画に関する協議のためオマーンへ行く予定だが、非公式の外交協議について匿名を条件に語った米国当局者によれば、イラン側が参加するかどうかは不明だという。
大統領は金曜日、米国のテレビニュースキャスターらに何度も電話し、イランの核開発計画を抑制するよう改めて求めた。
CNNのダナ・バッシュ記者によると、トランプ氏はイラン側が「今すぐ交渉のテーブルに着き、合意をまとめるべきだ」と彼女に語ったという。また、トランプ氏はNBCニュースに対し、イラン当局者が「私に発言を求めている」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
トランプ大統領は金曜日、進展する状況について英国のキア・スターマー首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、そしてネタニヤフ首相とも会談した。
一方、暴力の激化が世界経済だけでなく、世界中の原油の流れに影響を及ぼす可能性があるとの懸念から、原油価格は急騰し、株価は下落した。
ティム・ケイン上院議員(民主党、バージニア州選出)は、攻撃後、トランプ政権が「外交を優先し」、軍事攻撃への「参加を控えた」ことを民主党としては珍しく称賛した。しかし同時に、イスラエルの攻撃が同地域に駐留する米軍要員にどのような影響を与えるかについて、深い懸念を表明した。
Bangladesh News/Financial Express 20250615
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/iran-has-second-chance-to-come-to-n-deal-says-trump-1749914801/?date=15-06-2025
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