英国、初の女性諜報機関長官を任命

英国、初の女性諜報機関長官を任命
[Financial Express]ロンドン、6月16日(ロイター):英国は16日、職業諜報員のブレイズ・メトレウェリ氏を、MI6として知られる対外諜報機関の初の女性長官に任命した。

政府の声明によると、現在MI6の技術責任者(通称「Q」)を務めるメトレウェリ氏(47)は、1999年に秘密情報部に入り、キャリアの大半を中東と欧州での作戦任務に費やしてきた。

MI6の現長官リチャード・ムーア氏は5年間の任期を終えて今秋退任する予定。

「私の部署を率いるよう依頼されて誇りに思い、光栄に思う」とメトレウェリ氏は述べた。同氏は西側諸国の情報機関で最も権限のある職務の一つに就き、「C」のコードネームで知られることになる。

1909年に設立されたMI6は、国内諜報機関MI5や諜報通信機関GCHQに続き、英国の他の主要な諜報機関に女性の長官を任命した。

現在、G7サミットのためカナダに滞在しているキア・スターマー首相は、メトレウェリ氏の任命は英国が「前例のない規模の脅威に直面している」時に行われたと述べた。

「ブレイズ氏は今後も我が国を守るために必要な優れたリーダーシップを発揮してくれると確信している」と彼は述べた。メトレウェリ氏にとって最大の課題は、ロシア、中国、イランへの対応となるだろう。

英国の諜報機関は、ロシアの侵攻と戦うウクライナへの他国の支援を阻止するため、ロシアが欧州全域で破壊活動を展開していると非難した。

ムーア氏は2021年に、英国諜報機関にとって中国は最大の優先事項だと述べ、一方MI5は昨年、2022年以降、英国で反体制派や政敵を殺害、誘拐、標的とする計画20件の背後にイランがいると述べていた。


Bangladesh News/Financial Express 20250617
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/britain-appoints-first-female-head-of-spy-agency-1750090282/?date=17-06-2025