[Prothom Alo]国連のアントニオ・グテーレス事務総長は木曜日、昨年の外国直接投資のさらなる減少を受け、グローバリゼーションは後退していると述べた。貿易摩擦の激化により、この減少は続くと予想される。
国連貿易開発会議(国連CTAD)は、2年連続の減少の後、ドナルド・トランプ米大統領が仕掛けた関税戦争によって引き起こされた不確実性により、2025年のFDI見通しは依然としてマイナスであると述べた。
国連CTADは2025年の世界投資報告書の中で、欧州諸国を通じた変動の大きい資金の流れを除外して調整すると、昨年のFDIは11%減少して1兆5000億ドルになったと述べた。
「世界が協力を深め、機会を拡大すべき時に、その逆の事態が起きている」とグテーレス氏は述べた。
「障壁は高まり、グローバリゼーションは後退しています。そして、持続可能な開発への影響は深刻です。」
同氏は「貿易摩擦の高まり、政策の不確実性、地政学的な分裂により、投資環境がさらに悪化する恐れがある」と付け加えた。
国連CTADのレベッカ・グリンスパン事務局長は記者会見で年次報告書を発表し、報告書にはFDIが依然として低迷しており、今年の見通しは暗いという「明確かつ緊急の」メッセージが含まれていると述べた。
国連CTADは、2024年の投資環境は国際的な緊張、貿易の断片化、産業政策競争の激化によって形成されたと述べた。
これらの要因は「長期的な投資家の信頼を損なっている」と同機関は述べた。グリンスパン氏は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降初めて、昨年「貿易回復の好兆し」が見られたが、現在の不確実性により「2025年の可能性は打ち砕かれた」と述べた。
「我々が抱える問題は、トランプ大統領が4月に開始した貿易戦争に終わりが見えないことだ」と彼は語った。
国連CTADによると、世界的な減少は主に先進国へのFDIの22%減によるもので、欧州では58%の急落となった。
北米では米国を筆頭に23%増加し、この傾向に逆行した。
発展途上国では、流入額は概ね安定している模様だ。
Bangladesh News/Prothom Alo 20250620
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