イスラエルがイランの核施設を攻撃、ミサイルがイスラエルの病院を破壊

イスラエルがイランの核施設を攻撃、ミサイルがイスラエルの病院を破壊
[Financial Express]イスラエルは木曜日にイランの主要核施設を攻撃し、イランのミサイルはイスラエルの病院に着弾した。ドナルド・トランプ大統領は、米国がイスラエルの空爆に加わってテヘランの核施設を破壊するかどうかについて世界に憶測を呼んだとロイター通信が報じた。

イスラエルは主要なライバル国に対し、1週間にわたり空爆とミサイル攻撃を続けた結果、イラン軍司令部の上層部を壊滅させ、核能力に損害を与え、数百人の死者を出した。一方、イランの報復攻撃により、イスラエルでは少なくとも24人の民間人が死亡した。

イスラエル軍は、イランのアラクにあるコンダブ原子炉を一夜にして標的としたと発表した。これには、建設途中の重水研究炉も含まれている。重水炉はプルトニウムを容易に生産できるため、核拡散のリスクをはらんでいる。プルトニウムは濃縮ウランと同様に、原爆の核となる物質の製造に利用できる。

イランのメディアは、施設付近の地域に2発の発射物が着弾したと報じたが、避難命令が出されたほか、放射線の脅威に関する報告はない。

イスラエル軍は、核兵器開発を進めるために使われる部品や特殊装置があるというナタンツ地域の施設も攻撃したと発表した。

イスラエル軍当局者によると、木曜朝、イランのミサイル数発がイスラエル南部の病院を含む人口密集地域を攻撃した。

テルアビブ上空にはミサイルの飛跡と迎撃の試みが見られた。飛来する弾丸を迎撃する際の爆発音も聞こえた。イスラエルのメディアは、イスラエル中部への直撃も報じた。

救急当局によると、攻撃で5人が重傷を負い、3か所で数十人が負傷した。テルアビブ南部の住宅街では、依然として人々が建物内に閉じ込められているという。

テルアビブの攻撃現場からわずか数百メートルのところに、主に欧州とアフリカの大使館や外交使節団が十数カ所ある。

画像には、テルアビブ近郊のラマト・ガンで甚大な被害を受けた建物と、子供を含む住民を救助する救急隊員の様子が写っている。イスラエル南部ベエルシェバのソロカ医療センターは、被害を受けたと報告した。

イラン革命防衛隊は、病院付近のイスラエル軍と諜報機関の本部を標的にしていると発表した。

地域二大国間の史上最悪の紛争は、世界の大国を巻き込み、中東のさらなる不安定化を招くのではないかという懸念を引き起こしている。

AFP通信は次のように報じた。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と中国の習近平国家主席は木曜日、電話会談でイスラエルによるイランへの攻撃を強く非難し、外交的解決の必要性を強調したと、モスクワと北京が発表した。クレムリンのユーリ・ウシャコフ補佐官は会談後、記者団に対し、プーチン大統領と習近平国家主席は「イスラエルの行動を強く非難する」と述べた。

同氏はさらに、モスクワと北京は敵対行為の終結は「政治的、外交的手段のみによって達成されるべき」と考えていると付け加えた。

ロシアはウクライナへの攻撃の中で軍事関係を強化してイランと親密な関係にあるが、イスラエルとの良好な関係構築にも努めている。

プーチン大統領は先週、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、イランのマソウド・ペゼシキアン大統領と電話会談し、自らが和平交渉の担い手であることを表明した。

国連安全保障理事会は本日(金曜日)、イスラエルとイランの間で進行中の戦争について協議するため、会合を開くと、ガイアナ議長が発表した。先週金曜日のイスラエルによる攻撃を受けて行われた最初の緊急会合に続き、今回の第2回会合はイランの要請に基づき、ロシア、中国、パキスタンの支持を得て開催されたと、ある外交官が水曜日にAFPに語った。


Bangladesh News/Financial Express 20250620
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/israel-attacks-iranian-nuclear-sites-missile-damages-israeli-hospital-1750358150/?date=20-06-2025