[Financial Express]国連、米国、6月20日(AFP): 国連の年次報告書は20日、ガザからコンゴ民主共和国に至るまで、紛争地帯における子どもへの暴力が2024年に「前例のないレベル」に達したと発表した。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長の報告書によると、「2024年には、武力紛争における子どもへの暴力が前例のないレベルに達し、重大な違反の件数は2023年と比較して25%という驚異的な増加となった」という。
報告書は、2024年に児童に対する重大な違反行為が41,370件確認されたとしている。これには、2024年に行われた36,221件と、以前に行われ2024年に確認された5,149件が含まれており、監視ツールが約30年前に設置されて以来、最多の件数となっている。
この新たな最高値は、前年比21パーセント増を記録したもう一つの記録である2023年を上回った。
4,500人以上が死亡し、7,000人以上が負傷する中、子どもたちは「容赦ない敵対行為と無差別攻撃の矢面に立たされ続けている」と報告書は述べている。
多重犯罪の被害に遭った子供の数も2万2495人に大幅に増加した。
「本来なら読み書きやボール遊びを学ぶべきところ、銃撃や爆撃を生き延びる術を学ばざるを得なかった罪のない子どもたち2万2495人の叫び声は、私たち全員を夜も眠れなくさせるはずだ」と、国連事務総長の子どもと武力紛争担当特別代表バージニア・ガンバ氏は語った。
「これは警鐘となるべきだ。我々はもう後戻りできない地点にいる。」
国連は年次報告書の中で、世界中の約20の紛争地域における18歳未満の児童の権利侵害をまとめている。
付録には「恥ずべきリスト」があり、児童殺害や身体切断、暴力への勧誘、誘拐、人道支援の拒否、性的暴力など、これらの違反行為の責任者(今年はハイチのギャングの強力な連合が追加された)を名指ししている。
昨年パレスチナ武装組織ハマスとともに名指しされたイスラエル軍は、依然としてリストに残っている。
パレスチナ自治区は、8,500件を超える重大な違反で、この悲惨なランキングのトップを占めており、その大部分はイスラエル軍によるもので、ガザ地区での4,800件以上も含まれる。
この数字には、ガザで殺害されたパレスチナ人の子供1,259人の確認が含まれており、国連は、戦争で荒廃した地域で2024年に殺害されたさらに4,470人の子供に関する情報を現在確認中であると指摘している。
2023年10月7日、ハマスがイスラエルに対して前例のない攻撃を行った後、そこで暴力が勃発した。
Bangladesh News/Financial Express 20250621
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/violence-against-children-hit-unprecedented-levels-in-2024-un-1750444956/?date=21-06-2025
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