国連、シリア難民帰還の加速にさらなる支援を要請

[Financial Express]ダマスカス、6月21日(AFP):国連難民高等弁務官事務所のフィリッポ・グランディ氏は、シリアの復興を加速し、約14年に及ぶ内戦後の難民帰還をさらに可能にするため、国際社会からのさらなる支援を求めた。

「私はまた、この国の復興という大きな課題においてシリア政府にさらなる援助、支援を与えるよう国際社会に強く訴えるためにここに来た」とグランディ高等弁務官は金曜日、ダマスカス訪問の合間に記者団に語った。

2011年に平和的な反政府デモを残酷に弾圧して戦争を引き起こした長期統治者であるバッシャール・アル・アサド大統領が昨年12月に打倒されて以来、国内で避難したり国外に逃れたりしていたシリア人たちは徐々に帰国し始めている。

しかし、基本的なインフラを含む広範囲にわたる破壊は、帰還への大きな障害として残っている。

グランディ高等弁務官は、国内避難民約150万人を含む200万人以上が出身地に帰還したほか、レバノン、ヨルダン、トルコなどの近隣諸国から約60万人が帰還したと述べた。

「もちろん200万人というのはシリア難民や避難民の膨大な数から見ればほんの一部に過ぎないが、非常に大きな数字だ」と彼は語った。

国連難民高等弁務官事務所によれば、約1,350万人のシリア人が依然として国内または国外で避難生活を送っている。


Bangladesh News/Financial Express 20250622
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/un-urges-more-support-to-speed-up-syria-refugee-returns-1750522946/?date=22-06-2025