セーフティネットの配分が不十分

セーフティネットの配分が不十分
[The Daily Star]昨日ダッカで行われた討論会で講演者たちは、バングラデシュの社会保障プログラムへの割り当ては不十分であり、既存の資金のかなりの部分が貧困層に届いていないと述べた。

彼らは、老齢年金、障害年金、出産手当など、貧困層や社会的弱者を直接支援する制度を優先する必要性を強調した。さらに、貧困削減に直接結びつかないプログラムは社会保障網から除外されるべきだと付け加えた。

「社会的セーフティネットプログラムと不平等に対処するための国家予算」と題されたこの討論会は、ジャティヤ・プレス・クラブにおいてバングラデシュ食糧権利ネットワークによって企画された。

バングラデシュ食糧権利協会のモフシン・アリ事務局長は、8月8日に発足した暫定政府が現在、社会保障の問題にどう対応するか試されていると語った。

2015年に国家社会保障戦略が導入されたのは良い取り組みだが、受給者の選定プロセスは実際には依然として不明確だと彼は述べた。社会サービス局長のサイドゥル・ラーマン・カーン氏は、手当の支給に関する苦情は近年減少していると述べた。

同氏は「同一人物が複数の機関から手当を受け取ることがないように重複防止に取り組んでいる」と付け加えた。

「社会保障網が何を意味するのか、誰がそれを受けるべきなのか、どのように提供されるべきなのかを考える必要がある」とダッカ大学の元経済学教授、MMアカシュ氏は語った。

彼は国家への圧力を軽減するために社会的取り組みを活用することの重要性を強調した。

バングラデシュ開発研究所の研究ディレクター、SMズルフィカル・アリ氏は、2025~2026年度予算では手当の支給数と受給者数は増加したが、月額手当の額は依然として貧困ラインの収入には達していないと述べた。

食糧の権利バングラデシュは、貧困削減の中核目標に沿わないプログラムの見直しと除外、配分額と受益者一人当たりの額の増額、都市部の貧困層向けの新たな制度の導入など、いくつかの勧告を行った。

彼らは、年金支払いを除くと社会保障網への割り当ては国家予算のわずか10.31%、つまりGDPの1%未満であると指摘した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250627
https://www.thedailystar.net/business/news/safety-net-allocation-inadequate-3926741