国連当局はガザの新たな援助システムが大量殺戮につながると述べている

[Financial Express]ガザ、6月28日(AFP):国連当局者は28日、米国とイスラエルが支援するガザ地区の配給システムが、援助を求める人々の大量殺害につながっていると述べ、戦争で荒廃した同地区への国連の人道支援物資の供給を再開するようイスラエルに求めた。

目撃者や地元当局者らは、イスラエル軍がハマス武装勢力と戦闘を繰り広げているパレスチナ自治区で、ここ数週間、配給センターで援助を求めるパレスチナ人が繰り返し殺害されていると報告している。

イスラエル軍は援助を求める人々を標的にしたことを否定しており、米国とイスラエルが支援するガザ人道財団(GHF)も同財団の施設に関連したいかなる死傷事件も否定している。

しかし、数週間にわたる報道を受けて、国連当局者と他の援助提供者は金曜日、援助を求める飢えた人々の殺害の波であると非難した。

国連パレスチナ問題機関(国連WRA)のフィリップ・ラザリーニ代表は「新たな援助物資配給システムは殺戮の場と化している」とし、「自分や家族のために食糧を得ようとして銃撃される人々もいる」と述べた。

「国連RWAを含む国連からの人道支援物資の供給を再開することで、この忌まわしい行為を終わらせなければならない」と彼はXに書いた。

ハマス支配地域の保健省は、5月下旬以降、乏しい物資を求めて救援センター付近で500人以上が殺害されたと発表した。

同国の民間防衛機関も、援助を求めている間に殺害された人々がいると繰り返し報告している。

「人々は自分や家族を養おうとするだけで殺されている」と国連のアントニオ・グテーレス事務総長は述べた。

「食糧探しが死刑宣告になってはならない」医療慈善団体「国境なき医師団(MSF)」は、GHFの救援活動を「人道支援を装った虐殺」と非難した。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は金曜日、同国軍司令官が兵士に対し、ガザ地区で人道支援を求めるパレスチナ人への発砲を命じたとの新聞報道を否定した。


Bangladesh News/Financial Express 20250629
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/un-officials-say-new-gaza-aid-system-leads-to-mass-killings-1751125080/?date=29-06-2025