[Financial Express]ニューヨーク、6月28日(ロイター/AFP):ドナルド・トランプ大統領は28日、イスラエルとイランが支援するハマス武装勢力間のガザ紛争の停戦が1週間以内に成立する可能性があるとの考えを示した。
トランプ大統領は、コンゴ・ルワンダ協定を祝う大統領執務室でのイベントで、記者団に対し、停戦は近いと考えていると述べた。また、パレスチナ自治区におけるイスラエルとハマス間の敵対行為の停戦に向けた取り組みに携わる関係者と話をしたばかりだと述べた。
ハマスは、いかなる合意の下でも戦争を終結させればガザに残る人質を解放する用意があると述べているが、イスラエルは、戦争を終結させるにはハマスが武装解除され解体される必要があると主張している。
ハマスは武器を放棄することを拒否している。
イスラエルの集計によると、ガザでの戦争は、2023年10月7日にハマス主導の過激派がイスラエルを攻撃し、1,200人が死亡、251人が人質になったことで始まった。
ガザ保健省は、10月7日以降のイスラエル軍の攻撃で5万6000人以上のパレスチナ人が死亡したと発表した。
ドナルド・トランプ大統領は金曜日、イランの最高指導者アリー・ハメネイ氏を厳しく批判し、対イラン制裁解除の計画を撤回し、テヘランが懸念されるレベルまでウランを濃縮している場合は再びイランへの爆撃を検討すると述べた。
トランプ大統領は、先週末に米国がイランの核施設への爆撃を開始して終結したイスラエルとの12日間の紛争後、ハメネイ師の最初の発言に厳しく反応した。
ハメネイ師は、先週末の米軍による空爆を受けてイランがカタールの主要米軍基地への攻撃を開始したことは「米国に強烈な打撃を与えた」と述べた。また、イランは決して降伏しないとも述べた。
トランプ大統領は、ハメネイ師の命を助けたと述べた。米当局者は6月15日、ロイター通信に対し、トランプ大統領がイスラエルの最高指導者殺害計画を拒否したと語った。
「彼の祖国は壊滅し、彼の邪悪な核施設3カ所は消滅した。そして私は彼がどこに隠れていたかを正確に知っていた。そして、イスラエルや、世界で最も偉大で強力な米軍が彼の命を奪うことを許さない」とトランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で述べた。
「私は彼を非常に醜く不名誉な死から救った」と彼は語った。
トランプ大統領はまた、ここ数日、イランの早期回復の機会を与えるため、対イラン制裁解除の可能性について検討していたと述べた。しかし、現在、その取り組みを断念したと述べた。
「怒り、憎しみ、嫌悪感の表明を受け、直ちに制裁緩和などの仕事を全て中止した」と彼は語った。
トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、必要と判断された場合にイランの核施設を新たに爆撃する可能性について問われ、再びイランを攻撃する可能性を排除しないと述べた。
「もちろん、疑いなく、絶対に」と彼は言った。
トランプ大統領は、先週末にイランの核施設が爆撃されたことを受けて、国際原子力機関(IAEA)などの信頼できる機関の査察官らが同施設を査察できるようにしたいと述べた。
トランプ大統領は、これらの施設は「消滅した」と考えていると述べた。また、施設への被害が自身の発言ほど深刻ではなかったという示唆を否定した。
しかしトランプ大統領は、国連の核監視機関であるIAEAが爆撃された場所を調査することを支持すると述べた。
IAEAのラファエル・グロッシ長官は水曜日、イスラエルが6月13日に爆撃を開始して以来査察が行われていないため、査察の再開を確実にすることが最優先事項であると述べた。
しかし、イラン議会は水曜日、査察の停止措置を承認した。イランのアッバス・アラクチ外相は金曜日、イランはイランの核施設への訪問を求める同機関長官のいかなる要請も拒否する可能性があると示唆した。
トランプ大統領はまた、米国とイスラエルによる爆撃の後もイランが核兵器の開発を依然として望んでいるとは考えられないと述べた。また、イランは「疲弊している」と述べた。
イラン側は今後の対応について引き続き協議を望んでいると述べた。ホワイトハウスは木曜日、米国とイランの代表団との会談は今のところ予定されていないと発表していた。
Bangladesh News/Financial Express 20250629
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/gaza-ceasefire-possible-within-week-trump-1751125069/?date=29-06-2025
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