イランは数ヶ月以内に核兵器用のウラン濃縮を開始する可能性がある:グロッシ

イランは数ヶ月以内に核兵器用のウラン濃縮を開始する可能性がある:グロッシ
[Financial Express]ジュネーブ、6月29日(BBC/ロイター):国連の核監視機関のトップは、イランは数カ月以内に、核爆弾製造のためのウラン濃縮を再開する能力があると述べた。

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、先週末のイランの核施設3カ所への米軍の攻撃は深刻な被害をもたらしたが「完全ではない」と述べ、イランの核施設が「完全に破壊された」とするドナルド・トランプ大統領の主張と矛盾している。

「率直に言って、すべてが消え去り、何も残っていないと主張することはできない」とグロッシ氏は土曜日に述べた。イスラエルは6月13日、イランが核兵器の開発に近づいていると主張し、イランの核施設と軍事施設を攻撃した。

その後、米国も攻撃に加わり、フォルド、ナタンズ、エスファハーンの3つのイラン核施設に爆弾を投下した。それ以来、被害の実態は不明のままである。

イラン司法府報道官アスガル・ジャハンギル氏は日曜、イスラエル軍が6月23日にイランの首都テヘランのエヴィン刑務所を攻撃し、71人が死亡したと発表した。

イスラエルはイランとの空爆の末、テヘランで最も悪名高い政治犯収容所を攻撃した。これは、軍事施設や核施設を越えてイランの統治体制の象徴を狙うために攻撃目標を拡大していることを誇示するものだった。

「エヴィン刑務所への攻撃では、管理職員、兵役中の若者、被拘禁者、面会に来ていた被拘禁者の家族、刑務所の近隣住民を含む71人が殉職した」とジャハンギール氏は司法府の報道機関ミザンで伝えた発言で述べた。

ジャハンギール氏は以前、エヴィン刑務所の管理棟の一部が攻撃で損傷し、死傷者が出たと述べていた。司法当局は、残りの被収容者はテヘラン州内の他の刑務所に移送されたと付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20250630
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/iran-could-start-enriching-uranium-for-bomb-within-months-grossi-1751215489/?date=30-06-2025