[Financial Express]ロイター通信によると、HSBCはリスクの高まりと政府債務を理由に、2025年の平均金価格予想を1オンスあたり3,015ドルから3,215ドルに、2026年予想を2,915ドルから3,125ドルに引き上げた。
金は経済の不確実性や地政学的な緊張が高まる時期には値動きが好調になる傾向があり、その結果、スポット金価格は4月下旬に1オンス当たり3,500.05ドルという過去最高値まで上昇した。
金現物は火曜日の11時46分GMT時点で1オンス当たり3,348.50ドルで取引されていた。
同銀行は火曜日のメモで、「年内は1オンス当たり3600─3100ドルの幅広く変動の激しい取引レンジになると予想している。2025年末の価格は3175ドル、2026年末は3025ドルになると予想している」と述べた。
米上院共和党議員らは月曜日の夜、国家の債務残高に3兆3000億ドルの打撃を与えると予想されることをめぐり党内で意見が分かれているにもかかわらず、ドナルド・トランプ大統領の大規模な減税と支出法案を可決しようと努力していた。
一方、スコット・ベセント財務長官は、7月9日の期限が近づくにつれ、各国に大幅に引き上げられた関税が通知される可能性があると警告した。
HSBCは、金価格が下落したとしても、1オンス当たり3,000ドルを超える水準は、安全資産およびポートフォリオの効果的な分散手段としての金の役割を強化したと述べた。
同報告書は、金価格が3,300ドルを超えてさらに上昇すれば中央銀行の金購入は緩やかになるが、3,000ドル近辺で調整されれば増加する可能性があると指摘した。
同銀行は、現物面では、金価格が3,500ドルを超えてさらに上昇すると、特にインドや中国などの経済において、宝飾品、コイン、小型の地金市場での需要が減少する可能性があると述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250702
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/hsbc-raises-average-gold-price-forecasts-for-2025-and-2026-1751388863/?date=02-07-2025
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