金価格が反発 —

[Financial Express]ロイター通信は、ドナルド・トランプ米大統領の貿易協定締結期限が迫る中、米ドル安と安全資産への流入に支えられ、金価格は金曜日に反発し、週間上昇に向かっていると報じた。

金現物は、12時11分(GMT)時点で0.3%上昇し、1オンスあたり3,336.39ドルとなった。貴金属価格は今週、約1.9%上昇している。米国金先物は0.1%上昇し、3,346.60ドルとなった。

ドル指数は0.2%下落し、2週連続の下落となり、他の通貨保有者にとって金の価格が下落した。

証券会社アクティブトレードのシニアアナリスト、リカルド・エヴァンジェリスタ氏は「(トランプ大統領の大規模減税法案が議会を通過した後の)米国財政状況への懸念と、関税問題の期限である7月9日が迫っていることに対する不透明感が、安全資産としての需要を押し上げた」と述べた。

トランプ大統領は、金曜日から各国に書簡を送付し始めると発表した。これは、個別貿易協定に基づく従来の計画からの転換を示している。4月2日には10~50%の相互関税を発表したが、その後、交渉の余地を残すため、7月9日まで関税の大部分を10%に引き下げた。

一方、トランプ大統領の減税法案は木曜日に議会で最終ハードルをクリアし、2017年の減税措置を恒久化し、移民取り締まりに資金を提供し、2024年の大統領選で約束した新たな減税措置を追加することになった。

データによると、米国の6月の雇用の伸びは予想外に堅調だったが、非農業部門雇用者数の増加のほぼ半分は政府部門によるもので、企業が強まる経済の逆風に苦しむ中、民間部門の伸びは8か月ぶりの低水準となった。

UBSの商品アナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「最新の米雇用統計は経済の減速を裏付けているが、停滞しているわけではなく、FRBに対する近い将来の利下げ圧力が弱まっている」と述べた。

一方、スポット銀は0.2%上昇して1オンスあたり36.9ドル、パラジウムは0.1%下落して1,135.79ドルとなった。プラチナは1.5%上昇して1オンスあたり1,387.54ドルとなり、5週連続の値上がりとなる見込みだ。


Bangladesh News/Financial Express 20250705
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-prices-rebound-1751653359/?date=05-07-2025