[Financial Express]ロイター通信は、米国の関税期限や中東の緊張の高まりをめぐる懸念がセンチメントを圧迫し、外国人投資家が6月に5カ月ぶりにアジア債券から資金を引き揚げたと報じた。
インド、インドネシア、タイ、マレーシア、韓国の規制当局や債券市場協会のデータによると、これらの金融機関は同月、純額21億1000万ドル相当の国内債券を売却し、1月以来初の月間純売却を記録した。
しかし、外国人は今年これまでにアジア債券に319億7000万ドルの純投資を行っており、これは2021年以来の最初の6か月間で最大の数字となっている。
ドナルド・トランプ米大統領は先週、関税発動期限を8月1日に延期したが、地域の主要貿易相手国である日本と韓国に対して25%の関税を課すと発表した。
先月、インドネシア国債は約19億ドル相当の外国からの流出を記録し、これは2024年11月以来の最大額となった。
ドナルド・トランプ大統領は火曜日、米国は東南アジア諸国との新たな協定に基づきインドネシアからの製品に19%の関税を課すと述べた。
外国人はまた先月、マレーシア国債を12億9000万ドル、タイ国債を8億8300万ドル、インド国債を7億1700万ドル売却した。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のアジア調査責任者クーン・ゴー氏は「地政学的緊張の高まりで投資家は6月、より安全性の高い資産に資金をシフトし、外国人投資家はインドネシア、マレーシア、タイの債券を売却した」と述べた。
こうした傾向に反し、韓国国債は26億8000万ドル相当の外国からの純流入を引きつけ、国境を越えた純購入は5カ月連続となった。
Bangladesh News/Financial Express 20250717
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/asian-bonds-see-first-monthly-foreign-outflow-in-5-months-1752686951/?date=17-07-2025
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