インドネシア、米国との貿易協定を締結、トランプ大統領を「タフな交渉者」と評す

[Financial Express]ジャカルタ、7月16日(ロイター):インドネシア大統領は、両国が関税率を32%から19%に引き下げる貿易協定に達したことを受け、米国のドナルド・トランプ大統領は「タフな交渉者」だと述べた。

この合意は、8月1日の交渉期限を前にトランプ政権がこれまでに到達した数少ない合意の一つだが、東南アジア最大の経済大国でありG20のメンバー国であるインドネシアからはすぐには詳細は提供されなかった。

トランプ大統領は、インドネシアがボーイング戦闘機50機、米国からのエネルギー供給150億ドル分、米国からの農産物45億ドル分の購入を約束したと述べた。

「私が間違っていなければ、我々は32%から19%に引き下げることで合意した。まだ交渉中だが、彼はかなりタフな交渉者だと言わざるを得ない」とインドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は水曜日、トランプ大統領との電話会談後、記者団に語った。

BRICS会議に出席するためブラジルを訪問するなど、海外訪問から帰国中のプラボウォ氏は、トランプ大統領と話し合ったと述べた。プラボウォ氏は、協議における米国の立場は理解しているものの、「我々は提案した。これ以上の提案はできない」と付け加えた。

トランプ大統領の発言は、インドネシアとの合意の概要を示しており、これは最近ベトナムと締結された予備協定に類似しており、米国からインドネシアへの輸出には関税が課されない。また、中国からインドネシアを経由するいわゆる積み替え貨物には、罰金が課される。

米通商代表部によると、人口で世界第4位のインドネシアは、2024年に米国との物品貿易黒字が179億ドルに達した。

「これは経済担当調整大臣が率いる我々の交渉チームによる並外れた奮闘だ」とインドネシア大統領報道官のハサン・ナスビ氏は先に記者団に語った。

ナスビ氏は、インドネシアの関税率は東南アジアの他の国々に比べてはるかに低いと述べた。

ジャカルタ株価指数(.JKSE)は水曜日、この合意を受けて一時0.8%上昇した。インドネシア中央銀行は、この合意が経済活動の好材料となると述べている。JKSEは4月初旬から10%上昇している。


Bangladesh News/Financial Express 20250717
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/indonesia-clinches-us-trade-deal-terms-trump-tough-negotiator-1752686709/?date=17-07-2025