[Financial Express]ニューヨーク、7月18日(AFP):マンハッタンの法廷外の薄暗い廊下では、覆面をした捜査官らが義務的な審問に出席する移民を狙い、逮捕している。これはドナルド・トランプ米大統領が激化する移民取り締まりの一環である。
多くの移民を強制送還すると公約して選挙運動を行ってきたトランプ大統領は、広く報道されている年間100万人の強制送還という目標の達成を目指し、当局にもっと積極的に行動するよう促している。
トランプ大統領がホワイトハウスに戻って以来、国土安全保障省の職員は全国の移民裁判所の外で待ち伏せし、難民審査を終えて出ていく移民を逮捕するという戦術を採用している。
移民裁判の審問を欠席することは場合によっては犯罪となり、それ自体が強制送還の対象となる可能性があるため、多くの移民は出席して逮捕される以外に選択肢がほとんどない。AFP特派員が今週目撃したように、ニューヨーク州中心部の高層ビルで行われた審問会場の外には、複数の連邦機関から派遣された武装した職員が盾を携え、標的となる移民の写真が貼られた書類を手に徘徊していた。
捜査官らは、ジェイコブ・K・ジャビッツ連邦ビル12階でわずか数時間のうちに、さまざまな国からの移民12人近くを逮捕した。
先月、強制送還対象となっている移民に同行しようとした際にICE(移民関税執行局)の職員に一時拘束された市当局職員のブラッド・ランダー氏は、公聴会を「罠」と呼んだ。
「司法審問のような装飾はあるが、そもそも彼らを招き入れたのは単なる罠に過ぎない」と彼は水曜日、建物の外で語った。
ランダー氏は、拷問等禁止条約に基づく亡命申請と今後の裁判日が保留中だったパラグアイ人カルロス氏を含む数人の亡命希望者が入国管理局職員に逮捕されたことを詳しく語った。
Bangladesh News/Financial Express 20250719
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/a-trap-asylum-seekers-arrested-after-attending-us-courts-1752853857/?date=19-07-2025
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