民間企業の対外融資が再び増加

[The Daily Star]企業が金利低下の恩恵を受けるために国際市場からの借り入れに関心を示し始めたため、民間部門の対外融資は再び増加し始めた。

バングラデシュ銀行(BB)が発表したデータによると、民間部門の未払い債務は今年3月末時点で198億7000万ドルに上り、輸入業者の購入資金として輸出業者が発行する一種の融資であるバイヤーズクレジットの増加により、過去3か月間で2%増加した。

地元企業が海外のサプライヤーから得たバイヤーズクレジットは今年3月末時点で53億9000万ドルとなり、2024年12月の52億2000万ドルから3%増加した。

イースタン銀行の副取締役アハメド・シャヒーン氏は、世界的な金利上昇の中、バングラデシュの企業はこれまで外貨建て融資を受けることに消極的だったと語った。

為替レートの変動ももう一つの要因でした。

「現在、金利が低下し、大きな為替ショックのリスクも低下しているため、企業は借入に積極的だ。国内市場と国際市場の金利差も、認識されているリスクを相殺している」と同氏は述べた。

「つまり、理由は様々だ」と彼は付け加えた。

さまざまな金融商品の指標として使われる担保付翌日物融資金利(SOFR)は着実に低下している。

BBによれば、民間企業による長期借入は2024年12月以降増加しているという。

今年3月末現在、民間部門の長期融資残高は88億3000万ドルで、3か月前より3.5%増加した。

その結果、商業銀行を含む民間部門による対外融資残高は今年3月時点で97億ドルに増加し、3か月前の92億9000万ドルから約5%増加した。

この期間中、公共部門の対外融資も増加した。

全体として、今年3月末までの3か月間で、公共部門と民間部門の未払い債務は、それ以前の1037億3000万ドルから1047億6000万ドルに増加した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250720
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/private-firms-foreign-loans-rise-again-3943471