教皇、ガザ戦争の「残虐行為」の即時終結を訴える

教皇、ガザ戦争の「残虐行為」の即時終結を訴える
[Financial Express]ガンドルフォ、7月20日(AFP/ロイター): ローマ教皇レオ14世は20日、イスラエル軍によるカトリック教会への致命的な攻撃からわずか数日後、ガザでの戦争の「蛮行」を激しく非難し、「無差別な武力の行使」に反対を促した。

「私は改めて、戦争の残虐行為の即時終結と紛争の平和的解決を求めます」と、レオ1世は木曜日に領土唯一のカトリック教会で3人が殺害されたことを受け、アンジェラスの祈りの最後に述べた。

イスラエル軍は日曜、ハマスとの戦争でこれまで活動していなかった、パレスチナ難民で密集するガザ中心部の地域に避難命令を出した。一方、医療関係者らは、飢餓が深刻化する中、援助を待つ間に少なくとも30人が死亡したと述べた。

軍の撤退要求はデリゾールバラー地区への差し迫った攻撃の兆候である可能性があり、親族がそこに拘束されているのではないかと恐れるイスラエル人人質の家族を不安にさせた。

ガザの大部分は21か月以上にわたる戦争で荒廃しており、飢餓が加速する恐れがある。

ガザ北部のアル・シーファ病院の保健当局は、国連の救援トラックの到着を待つ群衆が集まった際、イスラエル軍の砲撃により少なくとも30人のパレスチナ人が死亡、数十人が負傷したと発表した。イスラエル軍はこの報告を確認中だと述べた。

パレスチナ保健当局は、食糧不足と援助物資の供給減少によりめまいや疲労に苦しむ患者が病院に殺到しており、数百人がまもなく死亡する可能性があると述べた。

ハマスが支配する保健省は「衰弱した数百人が飢餓による差し迫った死の危険にさらされていると警告する」と述べた。

国連も日曜日、民間人が飢えており緊急援助が必要だと述べた。

イスラエル軍は、ガザ地区から避難した何十万人もの人々が避難しているデリゾールバラー南西部のいくつかの地区の住民に対し、家を出てさらに南へ向かうよう命じるビラを上空から投下した。

「(イスラエル)国防軍は、この地域における敵の能力とテロリストのインフラを破壊するために、引き続き大きな力で作戦を行っている」と軍は述べ、現在の紛争の間、同軍はこれらの地区に入っていないと付け加えた。

イスラエルの情報筋によると、軍がこれまで介入を控えているのは、ハマスが人質を拘束している可能性があると疑っているためだという。ガザ地区に残る人質50人のうち、少なくとも20人は生存しているとみられる。


Bangladesh News/Financial Express 20250721
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/pope-urges-immediate-end-to-barbarity-of-gaza-war-1753027528/?date=21-07-2025