米ドル安で金価格が上昇

[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は月曜日、米ドル安に支えられ上昇したが、投資家は米国の8月1日の関税期限を前に貿易動向の明確化を求めた。

金現物価格は11時14分時点で0.5%上昇し、1オンスあたり3,369.17ドルとなった。米国金先物は0.5%上昇し、3,376.30ドルとなった。

UBSの商品アナリスト、ジョバンニ・スタウノヴォ氏は、「このわずかなサポートは米ドル安によるものだ。8月1日の関税発動期限が近づくにつれ、市場の焦点は貿易協定の発表か関税の発動かになるだろう」と述べた。ドルは主要通貨バスケットに対して0.3%下落し、金保有者にとって価格が下落した。

ハワード・ラトニック米商務長官は日曜日、米国が欧州連合(EU)との貿易協定を締結できると確信しているが、関税発動の期限は8月1日が厳しすぎると述べた。金は経済不透明感の中で安全資産とみなされることも多く、低金利環境では値動きが活発になる傾向がある。

米連邦準備制度理事会は先月金利を据え置く決定を下しており、次回の政策会合は7月29〜30日に予定されている。

ANZのアナリストはレポートで、「インフレ期待の高まりと好調な経済指標が、FRBの年内利下げ回数に関する予想に重しとなっている。しかしながら、押し目買い戦略は継続しており、金価格の下落リスクは回避されている」と述べた。

先週、FRB理事のクリストファー・ウォーラー氏は、米中央銀行は来週も利下げすべきだと依然として考えていると述べた。

データによると、最大の消費国である中国の金輸入量は6月に2ヶ月連続で減少した。プラチナの輸入量は6月に前月比6.1%減少した。

スポット銀は0.8%上昇して1オンスあたり38.47ドル、プラチナは1.6%上昇して1,444.11ドル、パラジウムは2.1%上昇して1,266.91ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250722
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-prices-rise-on-weaker-us-dollar-1753123177/?date=22-07-2025