中国の重要鉱物2種の輸出が急減

[Financial Express]北京、7月21日(ロイター):中国の最高情報機関が関与する密輸や積み替えの取り締まりにより、武器、通信、太陽電池に使用される2つの重要な鉱物の中国の輸出が過去3カ月で急減した。

日曜日に発表された税関データによると、6月のアンチモンとゲルマニウムの輸出量は、それぞれ1月比で88%と95%減少した。レアアースと同様に、中国は両元素の採掘・精錬において圧倒的なシェアを占めている。両元素はそれぞれ2023年と2024年に輸出規制リストに追加され、その後、半導体規制への報復措置として12月に米国への輸出が禁止された。

4月にはレアアースも同規制リストに加えられ、輸出量が急激に減少し、欧州や米国の自動車メーカーは生産ラインの一部を停止せざるを得なくなった。

しかし、ワシントンと北京の間で締結された協定のおかげで先月、希土類の輸出量は急激に回復したが、ゲルマニウムとアンチモンの輸出量は過去最低水準に落ち込んだ。

輸出量の急減は、重要な鉱物の輸出規制回避に対する広く報道された取り締まりと同時期に起きている。


Bangladesh News/Financial Express 20250722
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/chinese-exports-of-two-critical-minerals-plunge-1753123167/?date=22-07-2025