中国、基準貸出金利を据え置く

[Financial Express]上海、7月21日(ロイター):中国は21日、予想をやや上回る第2・四半期の経済指標を発表したことを受け、予想通り基準貸出金利を据え置いた。

経済回復の兆候により、追加刺激策の緊急性は事実上低下したが、アナリストの間では、国内需要の持続的な弱さにより今年後半に何らかの金融緩和が実施される必要があるとの見方が広がっている。

1年物ローンプライムレート(LPR)は3.0%に据え置かれ、5年物LPRは3.5%で変わらなかった。

ロイターが先週、市場参加者20人を対象に実施した調査では、参加者全員がどちらの金利にも変化はないと予想した。

中国における新規および未返済ローンのほとんどは 1 年 LPR に基づいていますが、5 年金利は住宅ローンの価格設定に影響を与えます。

中国経済は第2四半期に予想よりも緩やかに減速し、米国の関税に対する耐性を示したが、アナリストらは国内需要の弱さと世界貿易リスクの高まりで北京に対する追加刺激策実施の圧力が高まると警告している。

一方、根強いデフレ圧力は、更なる金融緩和策を必要としている。中国では、世界貿易戦争をめぐる不確実性と国内需要の低迷に経済が直面する中、6月に生産者デフレが約2年ぶりの悪化を記録した。

市場の注目は今月下旬に開催される政治局会合に移るだろう。この会合で今年の残りの経済政策が決定される可能性が高い。

OCBCのアジアマクロ調査責任者トミー・シー氏は「中国のGDPデフレーターは9四半期連続でマイナスとなっている」と述べた。

「目標を上回る実質成長にもかかわらず名目成長が弱いことは、企業収益と所得の伸びを圧迫する可能性がある。」

「経済が直面しているボトルネックを考えると、より積極的な利下げの余地は限られているかもしれないが、中国人民銀行は今年、政策金利をさらに20ベーシスポイント引き下げると予想している。」


Bangladesh News/Financial Express 20250722
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/china-keeps-benchmark-lending-rates-unchanged-1753123062/?date=22-07-2025