[Financial Express]ロンドン、7月25日(ロイター): 原油価格は金曜日、安定していた。貿易協議をめぐる楽観的な見通しが世界経済と原油需要の見通しを支え、ベネズエラからの原油供給増加の可能性に関するニュースとバランスをとったためだ。
ブレント原油先物は、グリニッジ標準時13時11分時点で28セント(0.4%)高の1バレル69.46ドル。米国ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は27セント(0.41%)高の66.30ドル。ロイターのパワーアップニュースレターは、世界のエネルギー業界に関するあらゆる情報を提供しています。こちらからご登録ください。
ブレント原油はその水準で週間0.3%上昇に向かう一方、WTIは先週の終値から約1.5%下落した。
ブレント原油価格は、イラン・イスラエル紛争の緩和を受けて6月下旬に急落して以来、先月は概ね1バレル67ドルから70ドルの範囲で推移している。
PVMのアナリスト、ジョン・エバンズ氏は、原油価格は「決定的ではない特定の原油要因によって概ね停滞している」と述べた。
8月1日の期限である多数の国からの製品に対する新たな関税の適用を前に、米国と貿易相手国の間でさらなる合意が生まれるとの見通しから、株式市場とともに原油価格も上昇した。
米国と日本が今週貿易協定を締結したことを受けて、欧州の外交官2人は、欧州連合(EU)はEU輸入品に対する米国の15%の基本関税に加え、場合によっては免除を含む協定に向けて動いていると述べた。
INGのアナリストらは金曜日の顧客向けメモで「貿易協議に対する楽観的な見方が、ベネズエラの供給増加への期待を相殺しているようだ」と記した。
米国は、米石油大手シェブロン(CVX.N)をはじめとするベネズエラ国営石油会社PDVSA(PDVSA.UL)のパートナーに対し、制裁対象国であるベネズエラ国内での制限付き操業を許可する準備を進めていると、関係筋が木曜日に明らかにした。
その結果、ベネズエラの原油輸出は1日あたり20万バレル強増加する可能性があり、これは重質原油市場の逼迫を緩和するため、米国の精製業者にとっては朗報となるだろうとINGのアナリストらは書いている。
Bangladesh News/Financial Express 20250726
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-steady-as-investors-weigh-trade-optimism-against-potential-venezuelan-supply-increase-1753458782/?date=26-07-2025
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