米EU協定でリスク選好度が高まり、金は1.0%下落

[Financial Express]ロイター通信によると、米国と欧州連合の貿易協定によりドル高とリスク感情が高まり、投資家が今週の連邦準備理事会(FRB)の会合で金利政策に関する新たな兆候を待つ中、金価格は月曜日にほぼ3週間ぶりの安値に下落した。

金現物は米国東部標準時午前10時10分(グリニッジ標準時午後14時10分)時点で1.0%下落し、1オンス当たり3,304.87ドルとなり、7月9日以来の安値を付けた。米国の金先物は0.6%下落し、1オンス当たり3,320.20ドルとなった。

米ドル指数は1週間ぶりの高値に上昇し、海外の買い手にとって金地金の価格が上昇した。

「貿易協定に関する発表が増えれば増えるほど、ドル高が進むと思う。これらの関税協定はドルにとって有利であり、金の魅力を低下させ、リスク志向の高まりの中で金売りを誘発するだろう」と、マレックスのアナリスト、エドワード・メイア氏は述べた。

ドナルド・トランプ米大統領と欧州委員会は週末にEU製品に15%の関税を課すことで合意した。これは当初警告されていた関税率の半分であり、より広範な貿易戦争への懸念は和らいだ。

この協定は先週の日米合意に続いて成立したが、米国と中国の当局者は月曜日にストックホルムで協議を再開し、貿易休戦をさらに90日間延長することを目指している。

しかし、米国の通商代表は、中国との間で大きな進展は期待できないとし、協議は既存の約束の監視と実施に重点を置くと指摘した。

金は低金利環境では好調に推移する傾向があります。

一方、スポット銀は0.2%下落して1オンスあたり38.05ドル、プラチナは1.8%下落して1,375.88ドル、パラジウムは0.5%上昇して1,226.25ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250729
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-falls-10pc-as-us-eu-deal-boosts-risk-appetite-1753718481/?date=29-07-2025