[Financial Express]ロンドン、7月30日(ロイター): 原油価格は、ドナルド・トランプ米大統領がロシアに対しウクライナ戦争終結の期限を厳格化するよう求めたことや、ロシア産原油を取引する国々への関税賦課をちらつかせたことについて投資家らが展開を待つ中、水曜は安定している。
最も活発なブレント原油先物は、12時26分時点で5セント(約0.1%)安の1バレル71.63ドル、一方、米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト原油は5セント安の69.61ドルとなった。
水曜日に満期を迎えるブレント原油9月限は72.50ドルで横ばいだった。両先物とも、この日の早い時間帯には1%近く下落していた。
「ここ数日の出来事で相場は若干動いたが、依然としてややレンジ相場で推移し、次の抵抗水準を試しているようだ」とリスタッド・エナジーのアナリスト、ジャニフ・シャー氏は述べた。
トランプ大統領は火曜日、ロシアが戦争終結の期限を従来の50日から繰り上げて10日から12日以内に進展がなければ、貿易相手国に100%の二次関税を課すなどの措置をロシアに課し始めると述べていた。
スコット・ベセント米財務長官はストックホルムでの記者会見で、米国はロシア原油の最大の買い手である中国に対し、買い続ければ巨額の関税を課せられる可能性があると警告したと述べた。
JPモルガンのアナリストは、中国が米国の制裁に従う可能性は低いが、インドは従う意向を示しており、ロシアの原油輸出が日量230万バレルに影響を受ける可能性があると指摘した。
UBSの商品アナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「原油価格は昨日大きく反応したため、利益確定の動きが出ている」と述べ、米国石油協会(API)が火曜日に発表したデータも原油にとって弱気材料だったと付け加えた。
「市場参加者は、低価格とロシアに対する二次的制裁・関税は同時には機能しないということも考慮している。」
市場関係者はAPIデータを引用し、先週、米国の原油と留出油の在庫は増加したが、ガソリンの在庫は減少したと述べた。
「米ロ協議、関税の実施、OPEC会合と減産解除の発表の結果次第で、市場に何らかの動きが見られる可能性がある」とリスタッドのシャー氏は付け加えた。
Bangladesh News/Financial Express 20250731
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-steady-as-mkt-weighs-up-supply-risks-1753891188/?date=31-07-2025
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