米雇用統計で利下げ期待が高まり、金は2%近く上昇

[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は金曜日、予想を下回る米雇用統計で連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が高まり、新たな関税発表で安全資産としての需要が刺激されたことを受けて、2%近く上昇し、1週間ぶりの高値を記録した。

金現物は、東部標準時午前9時31分(グリニッジ標準時午後1時31分)時点で1.9%上昇し、1オンスあたり3,351.61ドルとなり、7月25日以来の高値に達した。金地金は今週これまでに0.3%上昇している。

TDセキュリティーズのコモディティ戦略責任者、バート・メレク氏は「雇用者数は予想を下回ったものの、市場予想よりは若干上回った。そのため、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に(利下げに)踏み切る可能性が高まった」と述べた。

「関税と賃金上昇によるインフレ圧力が続いている一方で、雇用統計は期待外れだ。こうした状況でFRBが利下げに踏み切れば、金価格に大きなプラスの影響を与えるだろう」

利回りのない資産である金は、低金利環境では好成績を収める傾向があります。

米労働省労働統計局によると、7月の米国の雇用の伸びは予想以上に鈍化し、非農業部門雇用者数は6月に下方修正された1万4000人増の後、先月は7万3000人増加した。

市場参加者は現在、9月から年末までに2回の利下げを予想している。

今週初め、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を4.25%~4.50%の範囲に据え置き、FRB議長のジェローム・パウエル氏は、FRBが9月に政策金利を引き下げるかどうか判断するのは時期尚早だと述べた。

貿易面では、トランプ大統領がカナダ、ブラジル、インド、台湾を含む数十の貿易相手国からの輸出品に最近一連の関税を課したことで、各国がより良い合意をまとめるための協議を迫られる中、世界市場は急落した。


Bangladesh News/Financial Express 20250802
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-rises-nearly-2-as-us-payrolls-data-boosts-rate-cut-hopes-1754066925/?date=02-08-2025