[Financial Express]ブリュッセル、ベルギー、8月1日(AFP): ユーロ圏のインフレ率は7月も安定を維持したことが金曜日の公式データで示され、消費者物価上昇が緩和するとの予想を覆した。
欧州連合(EU)の統計局によると、単一通貨圏のインフレ率は先月2.0%で、エネルギー価格の下落が前月より小幅だったことがその要因の一つとなった。
ファクトセットとブルームバーグが調査したアナリストはインフレ率が1.9%に緩和すると予想していたが、7月の数値は欧州中央銀行の2%目標と同水準にとどまった。
変動の大きいエネルギー、食品、アルコール、タバコ価格を除いたコアインフレ率も、エコノミストの予想通り2.3%で横ばいだった。一方、ユーロスタットのデータによると、エネルギー価格は7月に2.5%下落し、6月の2.6%下落よりは小幅な下落となった。
一方、食品・飲料価格の上昇率は6月に3.1%を記録した後、先月は3.3%に加速した。
対照的に、サービス価格の上昇率は6月の3.3%から7月には3.1%に鈍化した。
ロシアのウクライナ攻撃によりエネルギー価格が急騰したため、インフレ率は2022年10月の過去最高の10.6%から急落した。
インフレが抑制されたことから、ECBはユーロ圏の低迷する経済成長を刺激するために金利の引き下げに動いた。
ユーロ圏のインフレ率がECBの目標である2%付近にあることから、中央銀行は次回の会合で金利を据え置くと広く予想されている。
しかし、一部の経済学者によると、ドナルド・トランプ米大統領の関税が欧州経済にどのような影響を与えるかによって状況は変わる可能性があるという。
ワシントンとブリュッセルは、米国に入ってくるEU製品のほとんどに15%の関税を課すことで合意したが、これはEUの経済成長に悪影響を与える可能性がある。
Bangladesh News/Financial Express 20250802
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/eurozone-inflation-unchanged-at-2pc-in-july-1754068208/?date=02-08-2025
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