イスラエル軍、援助を求める23人を殺害

イスラエル軍、援助を求める23人を殺害
[Financial Express]ガザ、8月3日(AP/ロイター/AFP): 病院関係者や目撃者によると、イスラエル軍は日曜、ガザで食糧を求めていた少なくとも23人のパレスチナ人を殺害した。飢えた群衆が援助施設の周りに押し寄せ、銃撃戦に直面したと証言した。栄養失調による死者数も増加した。

人口200万人以上のパレスチナ自治区は絶望に陥っており、専門家らはイスラエルの封鎖と2年近くにわたる攻撃により飢餓に直面していると警告している。

配給所へ向かう群衆の中にいたユセフ・アベドさんは、いわゆる無差別射撃を受け、少なくとも3人が地面で血を流しているのを見たと語った。

「銃弾のせいで立ち止まって彼らを助けることができなかった」と彼は語った。

ガザ南部のナセル病院は、遺体が現場へのルートから搬送されてきたと発表した。搬送先の中には、米国とイスラエルの支援を受けた民間請負業者で2か月以上前に援助物資の配給を引き継いだガザ人道財団が運営するハンユニスの配給拠点から約3キロ(1.8マイル)離れたテイナからの遺体8体も含まれている。

病院は、ラファにあるGHF拠点の北数百メートルに位置するシャクーシュから遺体1体を受け入れた。さらに、モラグ回廊付近で支援を求める9人が軍に殺害されたと発表された。

テイナとモラグで食料を求めていたパレスチナ人の目撃者3人はAP通信に対し、銃撃はイスラエル軍が警備する軍事地域にある配給所へのルートで発生したと語った。彼らは、兵士たちが部隊に向かって進軍する飢えた群衆に発砲するのを見たと語った。

ガザ中心部のさらに北では、病院関係者らが同様の出来事があったと説明しており、イスラエル軍が日曜の朝、GHFの4番目で最北の配給拠点に向かおうとするパレスチナ人の群衆に向けて発砲したという。

「軍隊は人々の前進を阻止しようとしました。彼らは発砲し、私たちは逃げました。何人かは撃たれました」と、援助を求めた一人、ハムザ・マターさんは語った。

アウダ病院によると、ネツァリム回廊に近いGHFの施設付近で少なくとも5人が死亡、27人が負傷した。

食糧を求めていた目撃者らは、ここ数日、援助物資配給場所の近くで同様の銃撃事件が発生し、数十人のパレスチナ人が死亡したと報告している。

国連は、5月27日から7月31日までの間にGHF施設付近で859人が殺害され、国連主導の食糧輸送隊のルート沿いでさらに数百人が殺害されたと報告した。

ドナルド・トランプ大統領の中東特使は土曜日、パレスチナ武装組織ハマスに拘束されている人質の家族に対し、ガザでの戦争を事実上終わらせる計画についてイスラエル政府と協力していると語った。

アサンジが参加

親パレスチナ派

シドニーでの抗議活動

ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏を含む数万人の親パレスチナ派抗議者が日曜、シドニー・ハーバーブリッジを渡って行進し、世界的に有名なランドマークを閉鎖した。

昨年、厳重な警備が敷かれた英国の刑務所から釈放されオーストラリアに戻ったアサンジ氏は、家族に囲まれ、元オーストラリア外務大臣でニューサウスウェールズ州首相のボブ・カー氏とともに行進する姿が撮影された。

ガザ地区の栄養失調に対する国際的な懸念と批判が高まる中、フランス、英国、カナダはここ数週間、場合によっては条件付きで、パレスチナ国家を外交的に承認する意向を表明している。

オーストラリアはガザでの戦争の終結を求めているが、これまでのところパレスチナ国家を承認する決定には至っていない。

しかし、火曜日に12カ国以上と共同で出した声明では、イスラエルは「二国家解決に向けた重要な一歩としてパレスチナ国家を承認する意思、もしくは前向きな検討」を表明した。

パレスチナ支持派の群衆は激しい風雨に耐えて橋を渡り、「今すぐ停戦」や「パレスチナを解放せよ」と叫んだ。


Bangladesh News/Financial Express 20250804
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israeli-forces-kill-23-aid-seekers-1754236530/?date=04-08-2025