利回り上昇で金価格が下落、投資家は利益確定

[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は月曜日、米国債利回りの若干の上昇と、弱い米雇用統計による先週の急騰後の利益確定により下落した。

金現物価格は、金曜日に2%以上上昇した後、10時51分(GMT)時点で0.2%下落し、1オンスあたり3,356.91ドルとなった。一方、米国の金先物は0.3%上昇し、3,410.20ドルとなった。

指標となる10年国債の利回りは金曜日の5週間ぶりの安値から上昇し、利回りのない金の魅力は薄れた。

サクソバンクの商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は「市場はレンジ内で推移するだろう。今日の下げは、金曜の大きな値動きを受けて市場全体で見られた反転の一部と一致する。特に利回りはやや堅調で株価は反発している」と述べた。

株式市場の反発とドル安の安定化は、先週の雇用統計による株価下落を受けて、安値買いムードを反映したものでもある。

米労働省のデータによると、7月の非農業部門雇用者数は7万3000人増加した。これは、6月の1万4000人増から下方修正された。この弱い数字は、連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ期待を強め、CMEのフェドウォッチツール(新しいタブを開く)では、利下げ確率は86%と示されている。

ハンセン氏は、金価格が上昇に苦戦する中、スタグフレーションリスクと追加利下げの見通しから売り手は慎重になっており、3,430ドルを上抜ければ勢いのある買いが誘発される可能性が高いと述べた。

一方、ドナルド・トランプ米大統領は、アドリアナ・クーグラー連邦準備制度理事会理事の早期辞任を受けて空席となった席を埋めるため、近く候補者を指名すると述べた。

貿易面では、トランプ大統領が複数の国に新たに課した関税は、進行中の交渉中は維持される見込みだと、ジェイミソン・グリア通商代表部代表が日曜放送のコメントで述べた。

シティは、米国の経済成長とインフレの短期的な見通しが悪化していることを理由に、3カ月後の金価格予想を1オンスあたり3,300ドルから3,500ドルに引き上げた。


Bangladesh News/Financial Express 20250805
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-eases-as-yields-rise-investors-book-profits-1754322260/?date=05-08-2025