投資家が米国の利下げに期待を抱き、世界的に株価が上昇

[Financial Express]シドニー/ロンドン、8月4日(ロイター): 米雇用統計が低調だったことで金利見通しが大幅に見直され、米経済指標の信頼性に対する懸念が高まったことを受け、世界の株価は月曜、金利低下の見通しに後押しされて上昇した。

金曜日に発表された7月の米国非農業部門雇用者数は予想を下回り、5月と6月の数字も大幅に下方修正されたため、ウォール街で売りが出てドルが下落した。

月曜日には、連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ確率が85%に達したことで、市場全体にいくらかの安定が戻り、欧州のSTOXX600指数は午前中の取引で0.6%上昇した。ドルは他の主要6通貨バスケットに対して小幅上昇した。

雇用統計報告の下方修正により、3か月平均の雇用者数増加数は年初時点の23万1000人から3万5000人となった。

「このすべてから得られる最大の教訓は、純修正値だろう。過去にもNFPの数値が低調だったことはある。それは『一時的なもの』として説明できるが、これほど大幅な純下方修正は、労働市場の状況がより顕著に弱まっている可能性を示唆している」とペッパーストーンの市場ストラテジスト、マイケル・ブラウン氏は述べた。

ドナルド・トランプ大統領がこれに応じて労働統計局長を解任することを決定したことで、米国の経済データの信頼性に対する不安はさらに高まった。

トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)理事のポストを早期に獲得するだろうというニュースは、金利政策の政治化に対する懸念をさらに高めた。


Bangladesh News/Financial Express 20250805
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