[The Daily Star]7月21日、ダッカ大学(DU)のダッカ大学中央学生会館(DUCSU)2階で、討論会に続いて7月運動記念博物館が開館しました。DUのニアズ・アフマド・カーン副学長が式典を主宰し、教育顧問のチョウドリー・ラフィクル・アブラー教授が主賓を務めました。開館式には、7月運動中に殉職または負傷した人々の遺族も出席しました。
博物館に入ると、アブ・サイードが胸を露出させ、警察の銃弾に抗う姿を捉えた迫力ある映像が目に飛び込んできます。そのすぐ隣には、人々を助けようとしたミール・ムグドーの感動的な写真が展示されています。ムグドーはただ民衆を助けるために立ち上がっただけで、同胞の銃弾に倒れました。
ドゥブロヴニク大学行政学部の学生であるサダブさんは、博物館を訪れた際、「この博物館は間違いなく歴史の担い手であり、保存者となるでしょう。ここに展示されているすべての写真とすべての品々は、数え切れないほどの犠牲を払ってファシスト政権を倒したという私たちの証です」と述べた。
この美術館には約35枚の写真が展示されており、その多くは昨年、全国的な注目を集め、新聞の見出しを飾ったものです。壁の一面には、抑圧と不正義に立ち向かう人々の顔を映し出す鮮やかなグラフィティが描かれています。
殉教者ファルハン・ファイヤズが着用していた腕時計やアブ・サイードの破れたズボンなど殉教者たちの私物が、抵抗の力強い象徴としてここに置かれています。
権利を求める闘いの中で、同級生から暴行を受ける学生たちの痛ましい光景から、一点要求運動の勃興、そして学生主導の蜂起の最終的な勝利まで、その軌跡のすべてが記録されています。「七月記念館」は、不正義に対する抵抗の力強い姿を映し出しています。
モハメッド・タウヒド・ウル・ラシッドはダッカ大学のデイリー・スターのキャンパス・アンバサダーです。
Bangladesh News/The Daily Star 20250805
https://www.thedailystar.net/campus/news/inside-the-july-memorial-museum-dhaka-university-3955816
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