アダニ、10年ぶりにインド最大の民間資金による石炭火力発電所を建設へ

[Financial Express]ロイター通信によると、インドの億万長者ゴータム・アダニ氏のグループは、ビハール州に2.4ギガワットの発電能力を持つ30億ドル規模の石炭火力発電所を建設、運営する予定だ。これは過去10年間でインドで民間投資により建設された最大の石炭火力発電所となる。

アダニ・パワーは木曜日、同発電所の3基のうち最初のユニットは4年以内に稼働を開始し、最後のユニットは5年後に稼働する予定だと発表した。

この動きは、10年以上の不在の後、インドの新規石炭火力発電プロジェクトへの民間投資が戻ってきたことを示している。

ナレンドラ・モディ首相率いる政府は、2032年までに国内の石炭火力発電容量を80ギガワット(3分の1以上)増やし、290ギガワット以上にすることを目標としており、信頼性の高い24時間電力の供給を確保する必要があるとしている。

インドの電力構成における石炭の割合は、COVID-19パンデミック後の石炭使用量の急増に続き、再生可能エネルギーの急速な増加により大幅に減少し始めている。

世界第2位の石炭生産国であり消費国でもあるこの国は、汚染燃料への依存を徐々に減らしてきた最大の石炭消費国である中国とは異なり、年間の電力の約4分の3を依然として石炭から発電している。

ビハール州東部ピルペインティのプロジェクトは、2014年に3.3GWのティロダプロジェクトが全面稼働して以来、アダニパワーにとって最大の新発電所となる。

同社は声明の中で、ピルペインティ発電所からビハール州の州営配電会社に1キロワット時当たり6ルピー(0.0684ドル)強で電力を供給する予定だと述べた。

アダニは現在、全国8州と12カ所で18.1GWの石炭火力発電所を運営しており、5月には北部ウッタル・プラデーシュ州に1.5GWの発電所を、2024年9月にはマハラシュトラ州に1.6GWの発電所を建設・運営する入札を獲得している。


Bangladesh News/Financial Express 20250808
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/adani-to-build-indias-biggest-privately-funded-coal-power-plant-in-a-decade-1754588255/?date=08-08-2025