インド株価指標、米ロ協議への期待で関税による下落が止まり、下落幅を縮小

[Financial Express]ムンバイ、8月7日(ロイター) - インドの株価指標は、米国とロシアの大統領会談のニュースが、米国によるインド製品への関税倍増をきっかけに下落していた市場を回復させたため、木曜日、日中の下げを帳消しにして横ばいで取引を終えた。

ニフティ 50とセンセックスは日中1%近く下落し、5月以来の安値を記録した。

しかし、ニフティは0.09%上昇して24,596.15ポイントで取引を終え、センセックスは0.1%上昇して80,623.26となった。

ロシアのプーチン大統領と米国のトランプ大統領が近日中に会談する予定であるとの発表を受けて指標通貨は回復した。アナリストらは、会談によりインドのロシア産原油輸入に対する米国の姿勢が軟化するだろうと見ている。

より広範な小型株と中型株はそれぞれ0.2%と0.3%上昇した。

トランプ大統領は水曜日、インド政府がロシアからの原油購入を継続していることを理由に、先に発表した25%の関税に加え、インド製品に25%の追加関税を課した。

マシューズ・アジアのポートフォリオ・マネージャー、ピーユシュ・ミタル氏は「インドからの輸出品に合計50%の関税を課すという一見したところの措置は、市場や海外の機関投資家を含む投資家心理にとってマイナスだ」と述べた。

海外のポートフォリオ投資家は、貿易の不確実性と企業収益の低迷を背景に7月に20億ドルの流出があったのに続き、8月に入ってこれまでに9億ドル相当のインド株を売却した。

それでも、新関税が8月27日に発効する前に解決策が見つかるとの期待と、米ロ大統領会談のニュースが、市場をこの日の下落から回復させるのに役立ったと、アナリスト3人は述べた。

エネルギーと石油 米国経済へのエクスポージャーが高いIT株と製薬株も日中の下落から反発し、それぞれ0.9%と0.8%上昇した。

個別銘柄では、ヒーロー・モトコープが四半期利益が予想を上回ったことを報告し4.2%上昇した。


Bangladesh News/Financial Express 20250808
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