トランプ大統領、空席となったFRB議長に経済担当補佐官を指名

[Financial Express]ワシントン、8月8日(AFP):ドナルド・トランプ米大統領は8日、連邦準備制度理事会(FRB)の空席を埋めるため、ホワイトハウスの経済委員会のリーダーを任命した。独立した中央銀行に対する自身の影響力強化を目指している。

「連邦準備制度理事会の空席となった席に、経済諮問委員会の現議長であるスティーブン・ミラン博士を2026年1月31日まで務めるよう選出したことをお知らせできることを光栄に思います」と、同氏は自身のウェブサイト「トゥルース・ソーシャル」で発表した。

「その間、我々は永続的な後任を探し続ける」とトランプ氏は付け加えた。

ミラン氏は、先週辞任を発表したジョー・バイデン前大統領によって任命されたアドリアナ・クグラー氏の任期を全うすることになる。

この人事異動は、FRBがジェローム・パウエルFRB議長の早期利下げを何度も批判してきたトランプ大統領の下で強まる圧力に直面している中で行われた。

ハーバード大学で経済学の博士号を取得したミラン氏は、関税の導入と米ドル高からの脱却を主張しており、米ドル高は米国の輸出競争力を低下させ、米国の製造業に悪影響を与えると主張している。

ミラン氏の「世界貿易システム再構築のためのユーザーズガイド」と題された41ページのエッセイは、トランプ大統領の積極的な貿易政策の根拠を示すものとして見られている。

トランプ大統領は、ミラン氏が新たな職で「素晴らしい」仕事をするだろうと述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250809
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/trump-taps-top-economic-aide-for-vacant-fed-seat-1754674285/?date=09-08-2025