イラクで塩素ガス漏れにより600人以上の巡礼者が入院

[Financial Express]カルバラ、8月10日(AFP):イラク当局は10日、水処理施設の漏れによって発生した塩素を吸い込んだ巡礼者600人以上が呼吸器疾患で一時入院したと発表した。

この事件は、イラク中部と南部に位置するシーア派の聖地ナジャフとカルバラーを結ぶ道路で夜間に発生した。

今年は、数百万人のシーア派イスラム教徒の巡礼者が、尊敬されるイマーム・フセインとその弟アッバスの聖地があるカルバラーへ向かうと予想されている。

そこで彼らは、シーア派の人々が預言者ムハンマドの孫であるフセインの死を悼む40日間の喪の期間であるアルバイーンを祝うことになる。

イラク保健省は短い声明で「カルバラーでの塩素ガス漏れにより、窒息症例が621件記録された」と述べた。

「全員が必要な治療を受け、健康な状態で退院した」と発表。

一方、巡礼者の警護を担当する治安部隊は、この事件は「カルバラーとナジャフを結ぶ道路にある給水所からの塩素漏れ」が原因だと述べた。

イラクのインフラの多くは数十年に及ぶ紛争と汚職により荒廃しており、安全基準の遵守も緩いことが多い。

当局によれば、7月に東部クート市のショッピングモールで大規模な火災が発生し、60人以上が死亡、その多くがトイレで窒息したという。


Bangladesh News/Financial Express 20250811
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/over-600-pilgrims-hospitalised-due-to-chlorine-gas-leak-in-iraq-1754849698/?date=11-08-2025