[Financial Express]ロンドン、8月11日(ロイター):原油価格は先週4%以上下落した後、11日は小幅上昇した。投資家らが今週行われる米国とロシアのウクライナ戦争をめぐる協議に期待を寄せている。
ブレント原油先物は、13時18分時点で37セント(0.6%)上昇し、1バレル66.96ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は38セント(0.6%)上昇し、64.26ドルとなった。
ドナルド・トランプ米大統領は金曜日、ウクライナ戦争の終結を交渉するため、8月15日にアラスカでロシアのプーチン大統領と会談する予定だと述べた。
この会談はロシアに対する米国の圧力の高まりを受けて行われたもので、和平合意が成立しない場合にはモスクワに対する制裁が強化される可能性が高まっている。
トランプ大統領は、2022年2月にウクライナに侵攻したロシアに対し、先週金曜日までに和平合意に同意するか、ロシアの原油購入国に二次制裁を課すかの期限を設定した。同時に、米国はインドに対し、ロシア産原油の購入削減を迫っている。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は、市場参加者が供給混乱の見通しを引き下げたため、原油価格がここ数日下落しているが、これは米国がロシア産原油の全購入者ではなくインドにのみ追加関税を課したことが原因と考えられると述べた。
UBSは、南米からの供給増加と制裁対象国の生産の堅調さを理由に、年末のブレント原油価格予想を1バレル68ドルから62ドルに引き下げた。
同銀行は、インドの需要は最近予想を下回っており、予想外の大きな供給混乱が生じない限り、OPECは増産を一時停止すると予想していると付け加えた。
エクソンモービルが率いるコンソーシアムは、ガイアナにある4隻目の浮体式生産貯蔵積出船で予定より4カ月早く原油生産を開始したと、エクソンが金曜日に発表した。
トランプ大統領が木曜日に発効した数十カ国からの輸入品に対する関税引き上げは、サプライチェーンの変化を迫り、インフレ率の上昇を招くため、経済活動の重しになると予想されている。
一方、中国国家統計局が土曜日に発表したデータによると、中国の7月の生産者物価は予想以上に下落した。
Bangladesh News/Financial Express 20250812
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-edges-up-ahead-of-us-russia-talks-1754934486/?date=12-08-2025
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